『中華そば 一力』@敦賀市
最後に取り上げるのは福井県敦賀市にある『中華そば 一力(いちりき)』です。筆者がこのお店を知ったのは、東京・下北沢にある『一龍(いちりゅう』というラーメン屋さんで食事したのがきっかけです。
特徴のあるスープと紅ショウガがガツンとくるラーメンで、源流のお店が福井県敦賀市にあると聞き、いてもたってもいられず北陸新幹線に乗りました。創業1958(昭和33)年の老舗で、JR敦賀駅から歩いて30分くらいの場所にあります。
まず注文したのがビールと焼売です。同店のメニュー表記は「大焼売」。その名にはじない、大きさと美味しさに大満足でした。
さぁ、いよいよ下北沢『一龍』の源流たる「中華そば」をいただきましょう。スープの色は『一力』のほうが濃い印象です。麺は柔らかめで、豚骨、鶏ガラをベースとした醤油ベース。黒胡椒と赤生姜がポイントで、やはりこれは旨い。遠くまで来たかいがありました。
宇宙戦艦ヤマトや銀河鉄道999のモニュメントが並んだ敦賀シンボルロード
さて、敦賀市には、敦賀シンボルロードと言って、JR敦賀駅から氣比神宮(けひじんぐう)に向かう約1キロの商店街沿いに、「銀河鉄道999(スリーナイン)」や「宇宙戦艦ヤマト」のキャラクターや名場面を再現したモニュメントが計28体も並んでいます。1999(平成11)年に敦賀港開港100周年を記念して、市のイメージである「科学都市」「港」「駅」を重ね合わせて、市が漫画家の松本零士氏(1938~2023年)にオファーしたんだそうです。
そして『一力』にはお土産用の中華そばがありますが、贅沢にも松本氏の原画を利用したパッケージが使われています。ファンの方には垂涎の敦賀市と『一力』の中華そば。皆さまも北陸新館線に乗って敦賀に旅立ってください!







