オーテック抜きでは語れぬ
2代目マーチについてはオーテック(日産モータースポーツ&カスタマイズ)の奮闘は無視できない要素だろう。矢継ぎ早に超個性派を市場に投入したのだ。失礼な言い方になるかもしれないが、迷走感は否めなかった。
1995年スバルヴィヴィオビストロの登場により軽自動車にレトロブームが到来。いろいろな車種にメッキグリルを装着したモデルが百花繚乱の賑わいを見せたが、1996年にレトロ調特別仕様車のタンゴを発売。アルファロメオ風のフロントマスクは賛否あったが、存在感はあった。
さらにマイチェン後のモデルをベースとしたレトロ調モデルの第3弾となるボレロ(1997年)、第3弾のルンバ(1998年)と矢継ぎ早にレトロモデルを投入。そしてポルカ(2000年)……。しかし、ボレロが登場することにはレトロブームも終焉していて、販売面では苦戦を強いられた。特にポルカは筆者個人的に『歴代醜い顔のクルマ』の上位に入るクルマの一台に認定している。
ミドシップマーチを公開
初代はスーパーターボ、3代目12SR、4代目はNISMO&NISMO Sというかたちでマーチにはスポーティなグレードが設定されていた、しかし2代目だけにはスペシャルなスポーツモデルが存在しない。
そんななか、21世紀に入ってオーテックが動いた!! 2代目マーチが生産終了となった1年後の2003年にプリメーラに搭載される2LのSR20VEをリアシート部分に搭載してミドシップ化したMID11を公開。ルノー5ターボI/II、プジョー205ターボ16を彷彿とさせるミドシップスポーツに注目が集まったが結局は市販されなかった。
日産のチャレンジ、オーテックの奮闘以外のトピックでは、トミーカイラがインプレッサに続くチューニングカーとして2代目マーチをチョイスし、m13として販売。日産と関係の深かったトミーカイラだが、販売好調により知名度を上げるきっかけとなった。
忘れちゃいけないのがミツオカだろう。2代目マーチをベースにジャガーMkIIをモチーフとしたデザインに仕立てた初代ビュートを登場させた。ビュートは3代目までがマーチベースで、マーチ消滅後の現在はヤリスベースとなっている。






