最上階から外に出て天守を一周できる、国宝五城で唯一のお城
続いて犬山城をご紹介します。木曽川沿いの小高い丘の上に立つお城で、白帝城(はくていじょう)とも呼ばれます。中国・長江流域の丘上(きゅうじょう)にあった白帝城を詠んだ李白(701~762年)の詩に由来すると伝えられます。なんとも優雅な名前にうっとりします。
1537(天文6)年頃に織田信長の叔父・信康が築城したといわれています。日本の城づくりは信長ら三英傑の時代に本格化したと言われているので、犬山城はやはり相当古いですね。その後、信長の跡目争いで秀吉陣営と織田信雄(信長の次男)・家康陣営が戦った「小牧・長久手の戦い」の舞台の一つにもなりました。ドラマ「豊臣兄弟!」にも登場するかも知れません。
そんな戦国ファンにはたまらない犬山城。国宝五城の中で、最上階から外に出て天守を一周することがでる唯一のお城です。ところが、木曽川や濃尾平野の眺めはとても綺麗なのですが、高欄(こうらん、手すりのこと)が腰位までしかないので、高所恐怖症の筆者にとってはただただ「怖い」…。今回のシリーズでは、それぞれのお城を4文字で表現していますが、犬山城は「顔面蒼白」がぴったりでしょうか(関係者の皆さまごめんなさい)。壁に張り付くように歩き、なんとか一周することができました(笑)。
木曽川と共にある犬山城。その川沿いでは1992(平成4)年から毎週日曜に朝市が開かれています。約30店が地元の野菜や焼き菓子、パンなどを販売していますので、周辺に宿泊される方は、ぜひお立ち寄りください。





