高コスパを支える、緻密な品質設計『シャトレーゼ』
“リーズナブルなのにおいしい”。この難題を高いレベルで実現しているのが『シャトレーゼ』です。
山梨県発の菓子メーカーとしてスタートし、現在では全国に店舗を展開。自社工場での製造から物流、販売までを一貫して手がける独自の体制によって、高品質なスイーツを手頃な価格で届け続けています。
その徹底した品質管理と効率的な生産体制によって、全国どこでも安定したクオリティを実現している点は、スイーツ業界でも特筆すべき強みです。
「ダブルシュークリーム 北海道純生クリーム」(108円)、「プレミアムカスタードシュー」(216円)
純生クリームのミルク感あふれる味わい豊かな定番の「ダブルシュークリーム」は、その企業哲学がよく表れた一品です。
ふんわりと軽いシュー皮の中に、カスタードとホイップの2層構造。口にすると、まずミルキーな軽やかさが広がり、そのあとにカスタードのコクがじんわり追いかけてきます。ホイップの比率がやや高めなのか、甘さはありながらも後味は驚くほど爽やか。軽やかな口どけで、思わずもうひと口と手が伸びてしまいます。
ホイップクリームは八ヶ岳の原料が使われ、シュー皮やカスタードクリームには各地の工場でそれぞれ地元の卵が使われています。
現在は年間およそ2500万個を製造。さらに海外にも輸出されており、約40店舗を展開するシンガポールでは看板商品として親しまれているそうです。
「プレミアムカスタードシュー」(216円)は、ケーキケースで販売している商品。甘みのあるクッキー生地を載せて焼き上げたクッキーシュー皮に、濃厚なコクと乳感がしっかり感じられる特徴のカスタード生クリームがたっぷり詰まっています。ケーキケースで販売されているため、「ダブルシュークリーム」よりサクサク感を味わいたい場合はこちらもおすすめです。ぜひ食べ比べてほしい一品です。
価格帯を考えると非常に丁寧に仕上げれられており、思わず「この価格でここまでやるのか」と驚かされます。決して“安いから満足”なのではなく、しっかりとしたクオリティがあるからこそ、多くの人に支持され続けているのでしょう。
チェーン店ならではの大量生産を、妥協ではなく技術力へと転換した好例だと感じます。まさに企業
努力の賜物です。
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今回食べ比べてあらためて感じたのは、どのブランドも単なる大量販売ではなく、それぞれが明確な哲学を持ってシュークリームづくりに向き合っているということです。
ビアードパパは“できたて体験”。
銀座コージーコーナーは“王道の安心感”。
シャトレーゼは“高品質とコストパフォーマンス”。
専門店のような尖った個性とはまた異なる、多くの人に長く愛され続けるための設計思想が、それぞれの一品にしっかりと息づいていました。
全国どこでも同じ味に出合えることは、決して当たり前ではありません。そこには、素材選びから製造、品質管理に至るまで、積み重ねられた技術と工夫があります。
何気なく手に取ったひとつのシュークリームにも、ブランドごとのこだわりや哲学が詰まっています。いつものお気に入りを味わうとき、ほんの少しだけその背景に思いを巡らせてみる。
普段何気なく楽しんでいるチェーン店のシュークリームだからこそ、そんな視点を持つことで、これまで気づかなかった新たな魅力に出会えるのかもしれません。
※営業時間、料金、季節のメニューなどは取材時のものです。最新の情報はお店にお問い合わせください。
文・写真/シュークリーマン飯塚
仕事を頑張る自分へのご褒美であるシュークリームに魅せられたサラリーマン。
「シュークリーマン飯塚」を名乗り、コンビニから専門店まで、美味しいシュークリームを探し求めて、今までに3000個、年間200個以上食べる(自称)日本一のシュークリームマニア。
Instagram:https://www.instagram.com/daibobiad_chou

















