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カルデラ火山が生んだ熱

温泉が流れる溝を木の板でふたをしている

荒雄岳を中心に外輪山が囲むカルデラ地形。荒雄川が反時計回りに流れ、地獄谷では100℃近い高温泉が湧き出す。 峯雲閣の露天風呂と内風呂には、高温のお湯が板で覆った水路を通り、引き湯されている。

「板の下には、熱々の源泉が流れてますから、足をつけないでくださいね」 そう注意され、おそるおそる歩く。

黒い岩肌を伝って、勢いよく水が流れ落ちる仙人風呂

滝つぼから、白い湯煙が上がっている。そう、ここが湯船なのだ。「仙人風呂」という。訪れた5月は熱すぎず、長湯にちょうどいい温度だった。滝の落差は3〜4mほどだろうか。こんなに近くで滝に寄れることはめったにない。

近づくと、バブルバスのように筋肉がブルブル揺れ、マッサージ効果がすごい。 そして何より、滝の轟音が心を揺さぶる。 非日常の世界に身を置くと、日々の悩みが驚くほど小さく思えてくる。

夏場は、熱すぎて休業の可能性も

自然の温泉ゆえ、湯温は天気次第。 地獄谷の高温泉に山の水が混ざり、滝となって流れ落ちるが、夏は外気温の影響で温度が上がりすぎることも。

「6月上旬から温度が上がり、夏は熱すぎてお休みすることもあります」。 2012年、白鵬が観光ポスター撮影で入った時は48℃だったという。

さらに夏はアブも出る。「野天風呂なのでアブが出ます。それでも大丈夫ですか」と予約時に必ず確認するそうだ。

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家族だけで営む、効率と無縁の宿
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野添 ちかこ
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