「こんなに美味しいんだぁ!」
スプーンでひと口。その瞬間だった。
「うわあぁぁぁ、プリンってこんなに美味しいんだぁ!」
両手でほっぺたを押さえて笑う。
「ほっぺたが落ちる」という言葉を、本当に体で表現していた。
今まで絵本やテレビでしか見たことのなかった"プリンを食べる幸せ"を、息子は初めて知った瞬間だった。
私は、その姿を見て込み上げるものがあって、泣きそうになった。
普通の家庭なら、プリンは何気ないおやつかもしれない。
でも、我が家では違った。息子は10年越しに、初めて「プリン」という食べ物を知った。
だから、この日は「初めてプリンを知った日」になった。
一つの商品が、子どもの世界を広げた
「食べられない」ことよりも、「食べられるものが増える」ことの方が、何倍もうれしい。これは、きっとどんな家庭にも共通することだろう。
ただ、食物アレルギーのある家庭では、その一歩一歩に積み重ねてきた時間がある。だからこそ、新しく食べられるようになった一品との出会いは、家族みんなの喜びになる。
「植物生まれのプッチンプリン」は、まさにそうだった。
プリンの味を知る。友達と同じデザートを食べる。
「プリン食べたことある?」という何気ない会話にも、自然と入れるようになる。
そんな当たり前を、一つの商品が届けてくれた。
なぜ、このプリンが生まれたのだろう
記事を書きながら、どうしても気になったことがあった。
なぜ、誰もが知る「プッチンプリン」を、植物由来で作ろうと思ったのだろう。
どんな想いで開発されたのだろう。
そこで、江崎グリコ株式会社にお話を伺った。


