受賞企業に聞きました
――「植物生まれのプッチンプリン」は、どのような想いから開発されたのでしょうか。
「多くの方々に愛されてきた『プッチンプリン』ですが、卵・乳アレルギーあるいは文化的な理由によりプリンを楽しめない方から悲しみのお声もいただいていました。
プリンのトップシェアブランドとして、改めてあらゆる方々に『プッチンプリン』を楽しんでもらいたい、みんなが一緒に笑顔で食べてもらえるようにしたいと思い、『新世代のプッチンプリン』として『植物生まれのプッチンプリン』の開発に至りました。」
――開発で最も苦労されたことは何でしょうか。
「2017年開発当初、アレルギー特定原材料等27品目(※当時 現在はこれから増えています)をすべて含まないプリンを目指し、ナッツベースのプリンを検討しましたが、お子さま受けがあまり良くなく、大人の方にも『飽きてしまう』というお声をいただくことがありました。そこでパティシエに相談するなど3年間にわたって試行錯誤を繰り返し、卵・乳不使用のプリンを実現することに方向転換しました。
『プッチンプリン』のプルルン感を保ちながら、きちんと”プッチン” できることの両立に特に苦労しましたが、豆乳やアーモンドペーストを活用することで『プッチンプリン』ならではのおいしさを実現し、みんなで楽しんでもらえるプリンが完成しました。」
――実際にお客様から寄せられた声で、印象に残っているエピソードがあれば教えてください。
「発売後、弊社のお客様センターには『家族みんなで同じものを食べられる幸せを感じることができた』『初めて子どもが憧れの”プッチン”をすることができた』と嬉しい声がたくさん届きました。また、発売から5年以上経ちますが今でもお客様センターへどこで販売されているのか、好評のお声をいただくことが多く、弊社の中でも問い合わせ数が多いブランドの一つになっており、愛されているブランドであること、またお客様にワクワクも届けられている実感を日々感じております。」
――この記事を読んでいる皆さまへメッセージをお願いします。
「アレルギーをお持ちのお子さまやその親御さまから嬉しいお声をいただくことが多く、これからもまだ届けられていない、プリンを食べたことがない方々へ届けられるよう頑張って続けていきたいと思いますし、卵と乳を使用したミルキーな味わいのプッチンプリンとはまた異なるおいしさを多くの方々へも知っていただけるよう発信していきたく思っています。」
勝手に表彰します
そこで今回、我が家は勝手に表彰します。
「人生初のプリン賞」
受賞企業は、江崎グリコ株式会社。
理由は、一人の子どもに「人生初のプリン」という、一生忘れることのない体験を届けてくださったから。
商品一つで人生が変わる。
少し大げさに聞こえるかもしれない。
でも、食物アレルギーのある家庭では、本当にそういうことが起こる。
息子に"人生初のプリン"を届けてくださり、本当にありがとうございました。
商品詳細リンク
https://cp.glico.com/pucchin/product/yasashii.html
次回予告
この連載では、これからも私や家族の暮らしを豊かにしてくれた商品やサービス、企業を、一生活者として勝手に表彰していきます。
「ありがとう」を伝えたい企業は、まだまだたくさんあります。
次回は、横浜・元町にあるポンパドウル「M's Table」。
息子が人生で初めてオムライスを食べた、忘れられない一日をお届けします。
プロフィール/水野正和(みずの・まさかず)
10歳の息子を育てる父親。息子は幼い頃から小麦、卵、乳、そば、ピーナッツ、甲殻類、キウイ、桃などの食物アレルギーがあり、「食べること」と家族で向き合い続けてきた。医師の指導のもと、現在は小麦を食べられるようになるなど、一歩ずつ前進している。
「ありがとう」を伝えたい企業は、案外たくさんある。
この連載「勝手に企業表彰。」では、当事者家族だからこそ感じたことを出発点に、暮らしを少し豊かにしてくれた企業への感謝を、一人の生活者として綴っていく。




