大社にて整ったあとは”直会”うなぎといこう
島根・松江へと旅をしたらもう一歩足を伸ばしてぜひ訪れたいところがある。そう出雲大社である。『古事記』の中の国譲り神話に創建が記されているという日本を代表する古社。主祭神は、縁結びの神・福の神として名高い大国主大神だ。
朝一番に向かい、4つの鳥居をくぐって神域へ。境内にはどこかゆったりした時間が流れ、厳かな神々の気配がするようでもある。二礼四拍手一礼。深くお参りをすると身も心も整うように感じられるから不思議だ。
さらに西に1kmほどの稲佐の浜へも。神有月に八百万の神々をお迎えする浜だそうだが、抜けるような日本海のブルーがともかく清々しかった。
さて参拝のあとは直会である。出雲でもぜひ行きたいうなぎ屋がある。出雲市には神西湖という汽水湖もあり、実はここも昔からしじみやうなぎの産地だという。その神西湖のほとりにある一軒家が目的の『鈴屋』だ。
中は畳敷きの和の空間で、大きな窓からは湖面が見える。注文が入ってから炭火でじっくりと焼くうなぎを待つ時間もまた一興。聞けば、何よりうなぎ自体にこだわっているといい、鹿児島産という肉厚のしっかりしたサイズのうなぎが見事。
うな重(特上)7260円
バリッと力強く地焼きされ、締まった身が口でほどよくとろける。しっかりした旨みと濃いめの甘辛タレがよく合って、力強い旨さだ。
どこか悠久の時の中を行くような松江・出雲の旅。その中でいただくうなぎはやはり格別なのだった。
『出雲大社(いずもおおやしろ)』@出雲
主祭神は”だいこくさま”としても馴染み深い大国主大神で、あらゆる「良縁」を結ぶ神様として信仰を集めている。境内には多くの見どころがあり、八足門から垣間見える壮大な御本殿しかり、神楽殿にある日本最大級の大注連縄も圧巻だ。石造りの巨大な一の鳥居をくぐった先の神門通りには様々な店が並び、門前の街歩きが楽しい。
[名称]『出雲大社(いずもおおやしろ)』
[住所]島根県出雲市大社町杵築東195
[電話]0853-53-3100
[交通]一畑電車出雲大社前駅から徒歩5分
『稲佐の浜』@出雲
旧暦10月、全国八百万の神々が出雲に参集されると言われる”神有月”。そのときに神々をお迎えする浜と言われ、「神迎神事」が執り行われる地でもある。国譲り神話、国引神話で知られ、「日本の渚・百選」にも選ばれている浜でもあり清々しい風が吹き抜ける。夕方には美しい夕景も望まれる。
[名称]『稲佐の浜』
[住所]島根県出雲市大社町杵築北2844-73
[交通]一畑電鉄出雲大社前駅から徒歩24分
炭火でじっくり焼き上げられた力強い旨さ『うなぎ処 鈴屋』@出雲
出雲大社から車で15分ほど。神西湖のほとりにある昔ながらの和の佇まいがいい古民家。鹿児島県産を主とする肉厚で健康なうなぎを厳選しており、炭火でじっくり丁寧に焼き上げる。外はパリッと中はふわっとジューシーな焼きも見事で、力強い旨さには惚れ惚れ。うなぎたっぷりの「ひつまぶし」もまた豪快にいただける。
[店名]『うなぎ処 鈴屋』
[住所]島根県出雲市湖陵町差海1876-4
[電話]0853-43-2082
[営業時間]11時〜15時(14時最終入店)
[休日]火
[交通]JR山陰本線江南駅から車で6分
撮影/西崎進也、取材/池田一郎
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