スパイスのことならココへ行け!というほど頼れるお店、『東京スパイスハウス』@中野で、この度まさかの“スナックすぱいす”(妄想)開店。美希ママに、酔います。
妄想スナック“すぱいす”でスパイスに酔う
老舗スパイス店『東京スパイスハウス』の店主・川久保美希マダムが、なんと“1日妄想スナック”のママに!世界各地のスパイスを厳選して扱い、スパイス料理の啓蒙活動に余念がない美希ママ。お酒をこよなく愛し、人生の酸いも甘いも辛いも苦いもスパイスのごとく知る美希ママに会ってきた。
美希ママ(以下ママ):あら久しぶりの顔だこと。いつものでいい?(実際は初対面ながら筆者も乗っていく)
――(ひと口飲んで)あぁ~ママのバーボンは旨いなあ。ホントにベースはあのリーズナブルなバーボン?15年くらい寝かしたようなまろやかさだよ、コレ。
ママ:私のモットーは「コンビニ酒をおいしく」。手軽に安く手に入るお酒を、スパイスの力で数段高いグレードの味にすることなの。何を隠そう、実はこれ、バニラの皮とクローブを漬け込んだだけなのよ。
――ほのかな甘い香り、たまらない。パニプリある?ママのパニプリ、つまりインドの小さな揚げ菓子が食べたくて、出張先からトンボ帰りさ。
ママ:うちはパニプリ屋台じゃないよ。はい、中身は水切りヨーグルトとキーマカレー。スパイスを振りかけておあがり。ディルシード、熟成させた赤胡椒の塩漬け、スマック、クミンとあるから、お好みでかけて。
――ディルシードとヨーグルトのパニプリ、相変わらずうめえや。甘い香りと軽い辛みがツンデレで、まるでママだね。あ、ママはツンツンだったわ。
いつもの酒と料理がちょいスパイスで一気にグレードアップ
ママ:バカを言ってないで、赤胡椒の塩漬けもやってみなさいよ。カンボジア産ね。どうよ、上物でしょ。これだけで立派なおつまみになるんだから。でもね、これをポテサラにちょっと乗せると……。
――旨い!胡椒の華やかな香りと一緒に、ポテサラ本来のコクが一気に広がる。ママ、魔法をかけやがったな。
ママ:はいはい、どうせ私は不思議なスパイスを調合してる魔女ですよ。この魔法の酒も飲んでみて。クロモジとキャラウェイ、オレンジゼスト(果皮)、ジュニパーベリーを入れた特製よ。
――くわ~これは傑作だ。キリッとした口当たりの後に、柑橘の爽やかさやクロモジのやさしい風味に包まれるよ。ママが一番好きなスパイスってホレ込んでたのも入っているのか、キャラ……なんだっけ……?
ママ:愛しのキャラウェイ。35年前、スパイスに全く興味のなかった私をこの世界に引き込んだのが、愛しのキャラウェイ。それは、まるで淑女の香り。
――淑女かあ、どうりでママと同じ香りがすると思ったよ。
ママ:いい加減にしないと出禁だよ。それより、今朝漬けた白菜の塩漬けも食べてみて。ディルシードや愛しのキャラウェイを振ってもいいわね。
――あれれれ、ちゃぶ台にのってた白菜さんが、ダンケって言ってるよ。ザワークラウトみたいな異国の味わい。
ママ:そ、これがスパイスの面白いところ。ごく普通のカレーに振りかけるだけで、いっぱしのスパイスカレーに大変身するブレンドスパイスもあるんだから。これをキーマカレーに振りかければ、ほーら……。
そんなこんなと、スパイスに浸って夜は更けていきましたとさ。(※実際のママは丁寧な口調の淑女です)
スパイスのことならコチラ『東京スパイスハウス』
創業1979年の業界屈指の専門店。世界各国のスパイスを、現地へ赴き、そのクォリティを見極めて鮮度のいい状態で仕入れている。単品スパイスはもちろん、自慢はオリジナルのスパイスミックス商品。情熱的にスパイスを語る店主の川久保さんは、普段から“スパイスマダム”の愛称で親しまれている人で、「いつかスナックをやってみたいの」と語る。それを受けての誌上スナック開店と相なりました。間借りでスタートするという噂もチラホラ!
店主:美希ママ「スパイスの魔法かけちゃおうかな」
[住所]東京都中野区中央5-45-2
[電話]03-5991-7188
[営業時間]12時~18時
[休日]土・日・祝 ※土・日は主に青山ファーマーズマーケットに出店。情報詳細はインスタグラム(https://www.instagram.com/tokyospicehouse1/)
[交通]JR中央線ほか中野駅南口から徒歩8分
撮影/西崎進也、取材/渡辺 高
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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