うなぎ串で一杯プチ贅沢もまた楽し♪
武「うな重の完食はそろそろつらいという声も意外と多く、ならばと作ったページです。蒲焼きにしても部位の串焼きにしても味わいが濃いので、お酒にも合うし、数串あれば十分に満足できる感じ。それに数串&数杯でしっかり酔えるので財布にやさしいのも◎」
輔「そうなんです。50代も半ばになり、お重はすっかり頼まなくなりました。〆はうな丼にします。特に2千円台だとホッとします。ま、これは懐事情ですがね(笑)それはそうと、今回の取材では生まれて初めて『御食事處 あかぎ』でうなぎの刺身を食しました。生魚のねっとりした脂が噛むほどに薄造りの身から放たれて、もうべらぼうな旨さ」
『御食事處 あかぎ』鰻コース(8品)
池「そんなこと聞くと、飲みたくなるねえ。今回、俺も久しぶりにうな串で一杯をめいっぱい楽しんだけど、やはり好きですわ、串焼き。ポイントはやはり焼きですな。比較的強い火で表面はカリッとよく焼き、中はジューシーなヒレとか、地焼き的にパリッと炙った短冊を塩と山葵でとか、肝の男前な苦みとか……。これをホッピー、時には燗酒などでクイッとやるのはいいね。消えてほしくない文化遺産(大袈裟?)だなと」
菜「消えてほしくない、とは?」
池「今回も、人手が足りないとかでわりと取材NGくらってたんだよ。4年くらい前の特集でうなぎ屋11軒連続で断られた記憶がフラッシュバックした(笑)」
肥「うなぎ串は、部位ごとに串打ちしなきゃだから、仕込みも余計大変なんだろうね」
池「そうだな。でも今回紹介したお店は『梅星』にせよ『くりから』にせよ、焼きが秀逸で、いろんな部位を楽しめて、しかもリーズナブル(串ひと通り6本で1670円とか)なのでぜひ行ってもらいたいね」
菜「あと2026年は明るいニュースも飛び込んできたじゃん!山田水産が完全養殖の試験販売を実施したし、ガス会社が始めた埼玉の養鰻場ではシラスウナギの生産に成功したし。まだ普通に世に出回るには、かなり時間がかかると思うけど、育成技術の進歩も、今後の楽しみですな」
武「とはいえ、これを読んでる読者はどの店で食べるか悩んでいるはず。2026年もこだわりと、それを実現するための技を持っている店揃いで、全部が本誌自”鰻”の店。蒲焼きの写真の色合いが濃いほど表面がパリッと香ばしく、焦げ目がないものは、全体をふわりと焼き上げたもの。さらに原稿に味わいを書いているので、それらを頼りに、今夏の粋を楽しんでもらえるとうれしいです」
文/菜々山いく子、撮影/浅沼ノア(萬助)、貝塚隆(はし本)、鵜澤昭彦(御食事處あかぎ)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
※画像ギャラリーでは、絶品うなぎ料理の画像をご覧いただけます。
※月刊情報誌『おとなの週末』2026年8月号発売時点の情報です。

■おとなの週末2026年8月号は「ぶっかけと冷やかけ」



