妻がつくった、特別なチョコレートケーキ
このチョコレートが我が家に届けてくれた忘れられない思い出が、もう一つある。
息子の誕生日のことだ。
妻は「やさしごはんまろやかチョコレート」を溶かし、豆乳のホイップクリームと混ぜ合わせた。
そして、米粉で焼いた生地を使って、息子のためにチョコレート仕立ての誕生日ケーキをつくった。
乳を使わないチョコレート。豆乳でつくられたホイップクリーム。米粉で焼いたケーキ生地。
息子が食べられる材料を一つずつ組み合わせて完成した、世界に一つだけのバースデーケーキだった。
目の前にケーキが運ばれてきたときの、息子のうれしそうな表情を今でも覚えている。
誕生日の主役が、家族と同じケーキを囲む。
ろうそくの火を吹き消し、自分のためにつくられたチョコレートケーキを食べる。
どの家庭にもありそうな誕生日の風景かもしれない。でも、我が家にとっては特別だった。
それまで食べることのできなかったチョコレートが、誕生日を彩る主役になったのだから。
トップバリュの公式レシピでも、この商品を溶かして豆乳ホイップと組み合わせたチョコレートケーキや、豆乳を加えたチョコフォンデュなどが紹介されている。
板チョコレートとして食べるだけでなく、お菓子づくりにも使えることが、この商品の大きな魅力だ。
一枚のチョコレートが、家族の思い出を増やした
食物アレルギーがあると、どうしても「食べられないもの」に目が向いてしまう。でも、本当にうれしいのは、「食べられるもの」が増えることだ。
これは、きっとどんな家庭にも共通する喜びだと思う。ただ、食物アレルギーのある家庭では、一つの食べ物と出会うまでに積み重ねてきた時間がある。
だからこそ、その喜びは少しだけ特別になる。
息子にとって、「やさしごはんまろやかチョコレート」は、初めてチョコレートの味を教えてくれた商品だった。
妻にとっては、息子のためにチョコレートケーキをつくれるようにしてくれた材料だった。
そして私にとっては、息子の「チョコレートって、こんなに美味しいんだ!」という言葉と、誕生日の満面の笑顔を届けてくれた商品だった。
一枚のチョコレートが、家族の思い出を増やしてくれた。商品一つで、人生の風景が変わることがある。このチョコレートは、まさにそんな商品だった。


