外食は、楽しい。でも、食物アレルギーがある子どもを育てていると、その「楽しい」の前には、たくさんの確認作業がある。何が食べられるのか。何が食べられないのか。アレルゲンは何品目入っているのか。毎回、スマートフォンでアレルゲン一覧のPDFを開き、料理名と照らし合わせながら注文する。家族が「何を食べようかな」と楽しんでいる横で、親だけが必死にPDFとにらめっこしている。そんな経験を、何度も繰り返してきた。ところが、先日訪れた「はま寿司」で、その苦労は一瞬で消えた。注文用タブレットの画面にある「アレルギー設定」。そこを押した瞬間、「これは、本当にすごい。」思わずそう声が出た。
外食は「注文する前」が一番大変
息子には複数の食物アレルギーがある。
だから外食では、「今日は何が食べられるかな」ではなく、「今日は何なら食べられるかな」から始まる。
回転寿司チェーンは比較的アレルゲン情報を公開している。
しかし、その多くはホームページのPDF。あるいは、スマートフォンで見る一覧表だ。
店内でPDFを開き、寿司の名前を探し、アレルゲンを確認し、またメニューへ戻る。それを何十回も繰り返す。正直、かなり大変だ。
家族で食事に来たはずなのに、親だけがずっとスマートフォンを見ていることも少なくない。
「アレルギー設定」がすべてを変えた
はま寿司では、注文タブレットの左下に「アレルギー設定」というボタンがある。軽い気持ちで押してみると、まず注意事項が表示される。
そして、息子が持っているアレルギーを選択する画面になる。
乳
卵
小麦
えび
かに
落花生
そば
キウイ
カシューナッツ……
必要な項目を選んで「変更する」を押す。
すると──
メニュー画面のすべての商品に、アレルゲンマークが表示されるようになる。











