国内のごま油市場で約45%とナンバーワンのシェアを誇るかどや製油が8月17日、リブランドの計画を発表した。創業から170周年も間近に控えるなか、事業基盤である「ごま」の可能性を突き詰めながら次の100年も国内外で成長をめざす姿勢を打ち出すもので、9月1日には新ブランドを体現する新商品として洋食での利用を念頭に開発した新たなごま油「ISOLETTA(イゾレッタ)」も発売。発表会には同商品のCMに起用した女優の杏さんも登場し、新たな挑戦の始まりをアピールした。
幕末創業、ごま油シェア約5割のかどや製油がリブランド
かどや製油の創業は安政5年(1858年)。日本史でいえばペリー来航から5年という幕末の真っ只中に香川県の小豆島でごま油の生産を開始し、それ以降の168年間変わらず「ごま一筋」で事業を展開。同社代表取締役社長の北川淳一氏によると、直近の2025年度には売上高が初めて400億円を突破、利益面でも営業利益が前期比20%増の38億円となるなど好調で、海外での売上も順調に伸びているという。
一方、ブランディング面では「黄色いキャップのくびれた瓶は知っているが会社名は分からない」といった弱さを抱えていたといい、社内で自社がめざすべき姿について議論を重ねた結果、「グローバルでごまの可能性をひらく」ブランドとして明示することを決定。
具体的には、これまで使用してきた「山角(ヤマカク)」のマークは継承しつつデザインを微調整し、「かどや」とひらがなで表記してきた部分は「KADOYA」に変更。また国内ではタグラインとして「ひらけ、ごまの可能性。」を添える。新ブランドは11月5日の「ごまの日」以降使用していく。

