チリンチリン、や、ミーンミーン、など夏の音が耳に心地いい季節にはお口にも、ひんやり涼を呼ぶ甘味がうれしいですね。今回は、そんな夏に食べたいひんやり和のかき氷のお店を2選ご紹介!
ふわふわ氷に割烹仕込みの技と心が潜む『廚(くりや) くろぎ』@上野広小路
御徒町の商業ビルに、ゴーラー(かき氷愛好家)を虜にしている店がある。実はこちら、日本料理の名店『くろぎ』が手がける和甘味処。
メインに据えるのは、きっちり和に軸足を置きながらも創意工夫が光る圧巻のかき氷だ。使うのは純氷。丁寧にろ過した水で硬めの氷を作り、少し常温に置いてから柔らかく削る。このタイミングが食感の要という。
「みたらしみるく」は、ふわりと軽やかな氷に練乳ミルクとチーズクリーム、塩味を加えた蜜がたっぷり。口にすると甘じょっぱくクリーミーで、おっ、確かにみたらし!と感嘆する。
かき氷みたらしみるく(小サイズ)2580円
中からこし餡が顔を出し、時折現れるクルミもニクい。緻密な設計はさすが日本料理仕込みだ。
氷は「黒蜜きなこ」「森抹茶」を含めた定番3品と、2週間〜1ヶ月ごとに登場する季節限定。全品制覇すべく足繁く通うファンがいるのも大いに頷ける。
店長:菅野道雄さん「氷も蕨もちも作りたての瞬間を大切にご提供します」
[店名]『廚(くりや) くろぎ』
[住所]東京都台東区上野3-24-6PARCO_ya1階
[電話]03-6284-2796
[営業時間]10時~21時(20時LO)
[休日]施設休業に準ずる
[交通]地下鉄銀座線上野広小路駅A1出口から徒歩1分、JR山手線ほか御徒町駅南口から徒歩2分
変わることを恐れない和菓子の老舗が新しい扉を開く『今菓子司 銀座風月堂』@銀座(※風の字は本来、かぜかんむりに百)
創業150年超の『銀座風月堂(ふうげつどう)』に、今、新しい風が吹いている。舞台となるのはわずか4席のカウンター。老舗の技と哲学はそのままに、現代の感性で和菓子の新しい物語を紡ごうという試みだ。
人気のあんみつは沖縄産黒糖の黒みつ、鮮やかな発色の八女抹茶など、一つひとつが老舗の審美眼で吟味されている。
抹茶クリームあんみつ3000円(ドリンクセット)
特筆すべきは注文を受けてから茹で上げる白玉。ほんのり温かく、柔らかな弾力には誰もが顔をほころばせる。また見惚れるような透明感を湛えた氷は、目の前でふわりふわりと羽のように削られ、かき氷に。
「できたてを食べていただきたくて」と店長の森杉浩祐さん。
ビルの3階という隠れ家的な立地で、奥には自社ギャラリーを併設。器もすべて作家ものと、趣ある空間が和菓子と共鳴するこの場所は、老舗の次なる一歩を知るための、銀座の特等席といえる。
店長:森杉浩祐 「ガラス作家の茶碗でいただく抹茶も人気です」
[店名]『今菓子司 銀座風月堂』
[住所]東京都中央区銀座6-6-1銀座風月堂ビル3階
[電話]03-3572-1777
[営業時間]火・水・金:13時~21時(20時LO)、土・日・祝:11時~18時(17時LO)
[休日]月・木
[交通]地下鉄日比谷線ほか銀座駅B6・B7出口から徒歩2分
撮影/貝塚隆、取材/飯田かおる(くろぎ)、岡本ジュン(風月堂)
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
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