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継ぎ足しのタレで焼く大ぶりハツ、名酒場「大甚本店」の風格

続いてご紹介するのは、名古屋で最も有名な酒場かもしれません。『大甚本店(だいじんほんてん、名古屋市中区』です。宮鍵の8年後、1907年(明治40年)に創業しました。

地下鉄伏見駅から徒歩約2分。まず圧倒されるのが、その重厚な店構えです。宮鍵にも負けない風格があり、長い年月を重ねてきた老舗ならではの存在感を放っています。この渋さは、まさに超がつく老舗だからこそ醸し出せるものなのでしょう。

大甚

お通しはセルフサービスです。さまざまな料理が盛られた小鉢が店内に並び、客はその中から好みの品を選んで席に着くのが大甚流のお作法です。この日は「ナスとししとうの煮浸し 温玉添え」と「漬物」を選び、生ビールでぐいっと流し込みます。歴史に育まれた店内を眺めながら味わうビールは、おいしいに決まっています。

大甚(お通し)

続いて、大好物の焼き鳥「ハツ」をタレでいただきました。そのハツがまた大ぶりで食べ応え十分。おそらく何十年も継ぎ足されてきたであろうタレとの相性も抜群で、絶妙なおいしさを奏でます。

大甚(ハツ)

焼き鳥をいただいたところで、最後に注文したのはアジの塩焼き。肉と魚、これで栄養のバランスもばっちりですね。

大甚(アジの塩焼き)

ちなみに大甚では、飲み終えたビール瓶や食べ終わった皿は片付けてくれません。テーブルに並べたままにしておき、それを数えてお勘定を計算します。優しげな四代目大将が、そろばんをパチパチと弾く姿もまた風情があります。古き良き日本の面影を今に残す名酒場です。名古屋を訪れる機会があれば、ぜひ立ち寄ってみてください。

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赤ちょうちんとけれんみなき看板、これぞ大衆居酒屋な「一心」で理想の締め
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十朱伸吾 
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