寝ても覚めても食うことばかり。そんなおとなの週末Web編集部の筆者が9月末、広島県主催の呉市視察旅行に参加した(レポート1、2、3)ついでに前後に休みを取って広島市も訪れました。旅先ですることと言えば、当然食べ歩き&飲み歩き。今回は40代後半2人の限られた胃袋で大満喫した酒場をご紹介していますが、後編では原爆ドームからすぐそばの人気居酒屋と、こだわりの日本酒バーの2軒を取り上げます。
広島県は昨年から、「OK!!広島(おいしいけぇ、ひろしま)」を旗印とした大型プロジェクトで「お好み焼き」と「牡蠣」だけではない食の魅力をアピール中。東京モンが飲んで食べた感想は果たして―?
原爆ドーム近くの人気居酒屋『広島酒呑童子』、元気なお母さんたちの接客に心酔
早朝に東京を出て、初の広島飲みで2軒をハシゴした翌日、滞在2日目からは呉視察に参加。その際のグルメ情報もすでにお届けしましたが、3日目の夜は再び自由行動。1軒目は予約していた『広島酒呑童子』です。原爆ドームからごく近く、郷土料理や地のものを楽しめると聞いています。
開店の17時に到着すると、外観がシブい!敷居が高いかと少々不安になりましたが、入ってみるとまあ接客が素晴らしい。元気なお母さんたちがとにかく明るく、楽しく、優しく接してくれます。個人的には近年お邪魔したお店の中でも圧倒的に心地よく、いっぺんにファンになりました。
メニューは食事、お酒ともに非常に豊富ですが、まずは広島名物の「がんす」と「ウニほうれん」を。「がんす」はいわば魚肉フライで、からっと揚がった熱々を食べるとサクフワで納得の美味。中四国は徳島の「フィッシュカツ」や島根の「赤てん」などすり身にパン粉を付けて揚げる名物料理が多い気がするのは気のせいでしょうか。
「ウニほうれん」はウニホーレンなど色々書き方があるようですが、炒めたほうれん草にウニと卵を合わせるもの。バゲットに乗せて食べてみると、炒めたほうれん草の甘さにウニの甘さ、香り、そしてウニと卵黄のコクが渾然一体となって口中に広がります。こういう組み合わせの妙を味わうと、本当によく思いつくものだとつくづく思います。
また、これ以外にもお母さんたちのお勧めに従って「穴子の一夜干し」、「ねぶと(※小魚)南蛮漬け」、「広島菜ともみじ豚の焼き餃子」を注文。どれも間違いのない味ですが、特に干された穴子の凝縮した旨味といったら!
そして最後は、こちらもお勧めの「広島風タコ天」。創作料理だそうですが、出てきたのは和出汁のとろみ餡にタコの天ぷらが浮かび、そこにソースがかけられて仕上げにかつお節と刻み海苔、という見出し画像の一皿。これは…?とさすがにおっかなびっくり口に運んだわけですが、実際にはむしろホッとするお味でした。タコ、小麦粉、出汁の組み合わせなので、明石焼きに似た系統の味を想像していただくと分かりやすいかもしれません。


























