ミンティアが売るのは単なる「味」にあらず
もうひとつ気になるのは「味」。実はミンティアには「ドライハード」「コールドスマッシュ」「シャイニーピンク」など、何味かを明示しない商品が多い。これは、味の違いではなく、商品を食べたことでお客様が得られる感覚や効果の違いでラインナップを増やしているためという。
これまでに発売した種類は、清涼なミントから果実味あるフルーツ系まで、サイズ違いも含め350超え。現在でも26種類を展開中だ。なお、フルーツミントの初登場は1997年。ブリーズでは、2019年に「フレッシュグレープ」「フレッシュレモン」を発売した。
ちなみに顧客層は、小粒は年齢がやや高くヘビーユーザーも多く、一方ブリーズはグミなどと並びおやつとしての需要も出てくるとのこと。基本はシュガーレスで、主力商品の「ミンティア コールドスマッシュ」や「ミンティア クリアプラス ペパーミント」の場合で1ケースたった22kcalと低カロリーであることも間食需要に適しているようだ。
コロナ禍で戦略見直し、今後は「ポケットの相棒」へ
なお、30年で最大の危機はコロナ禍で、外出自粛によりエチケット利用という前提が崩れた。その葛藤を経て現在は、日常の小さなイライラやもうひと踏ん張りの瞬間などに一粒で気分を切り替える需要を想定。同社はこれを「マイクロストレス」と呼ぶ。
また、マスク生活で自分の息に意識が向いたため、「ミンティアブリーズ クリアプラスマイルド」では「息磨き」をコピーに採用。他人でなく自分のためのケアと位置づけ販売を回復できたという。
ミンティアの今後について真鍋氏は、「常にポケットに入れて持ち歩いてもらえる相棒みたいになりたいね、と話しています」とコメント。社会に対応しながら、常に消費者の隣に。そんな成長を見据えている。


