金賞2回のSmōk、焼き鳥との相性にも期待
アルコール度数5.7%の「Smōk」は同社で最も多くの賞を受けているビールだ。2015年のグレート・アメリカン・ビア・フェスティバルと2018年のワールド・ビア・カップで金賞、2022年のワールド・ビア・カップで銅賞に輝いたほか、ヨーロピアン・ビア・スターやオーストラリア国際ビールアワードでもメダルを獲得している。
同社によると「夕暮れのアラスカで焚き火を囲むような味わい」を目指したといい、原料となる大麦の実に60%を燻している。実際に、飲んでみるとスモーキーな香りが鼻に抜け、ラガーらしいキレのある味わいが広がる。日本人好みの一杯だ。本国ではエルクのローストやシーフードチャウダーとの組み合わせを推奨しているが、マッカーシーCEOは日本では炭火で焼いた焼き鳥などにも合わせてほしいと期待している。
氷河の水が生む、透明感のある味わい
クラフトビール沼にどっぷりな『おとなの週末』副編集長・戎と、好きだけれども詳しくない筆者が7種類を飲み通して感じたのは、澄み切った透明感。仕込みに氷河に由来する水を使っていると聞き、その良さがビールにも表れていると納得した。強くて重いものが多いクラフトビールのトレンドとは一線を画す、日本人に好まれそうな飲み心地。されども、クラフトビール好きも間違いなく楽しめる味わいだ。
例えば、サワーエール好きの戎が驚いたのは「Tiger’s Blood Sour」(6.1%)。サワーエールらしい酸味の中にイチゴ、スイカ、それぞれのフレーバーを感じた後にココナッツの風味が余韻として残る。“ハワイのかき氷“をイメージしたというのも頷けるトロピカルな味だ。
また手摘みしたアラスカ産のブルーベリーを使用したケルシュスタイルの「Alaska Blueberry Ale」(5%)は、いきいきとしたフルーティーさと酸味、そして控えめな甘さのバランスが絶妙で、フルーツ系のビールが苦手だった筆者は価値観をくつがえされる一杯に。マッカーシーCEOによると、ケルシュスタイルのすっきりしたビールの土台の上に、小粒で甘みが少なく酸味がしっかりあるというアラスカ産ブルーベリーの特徴をはっきりと表現しているのだそうだ。
同社は全体で20種類ほどのビールを生産しているが、日本での販売は始まったばかり。今後少しずつ取り扱いを増やしていく方針だそうで、まずは8種類を「アンテナアメリカ」の各店舗とオンラインストアで販売中。今後は日本の醸造所とのコラボも実現したいそう。
ちなみに、11月7日と8日は木場公園に40ものブリュワリーが集まる「American Craft Beer Experience 2026」にも出展しているほか、9日も八重洲地下街の「アンテナアメリカ 東京店」でタップテイクオーバーイベントを開催予定。クラフトビール好きもアメリカ好きも、そしてもちろんアラスカ好きも、お近くにお住まいであればその味を確かめてみては。












