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なんと清々しい味わいか。マグロのづけをひと口食べて、そう思う。

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※コロナ禍で外食が自粛・縮小されている状況ではありますが、ぜひ知っておいて欲しい飲食店を、ご紹介しております。

弁天山美家古寿司(最寄駅:浅草駅)

古典的技法を守り今に活かした江戸前寿司の最高峰

表面だけに煮切りの味が染み、かすかな酸味を感じる赤身の旨さはそのまま。づけ丼は、ほどよい酸味のシャリの上にづけを8切れ。たっぷりのミョウガと針海苔ものせ、香りよいわさびをアクセントに添える。すべてが絶妙なハーモニーを奏で、あっという間にペロリ、である。江戸前寿司の始祖と言われる華屋与兵衛の流れを汲む店ゆえ、ネタの良さ、技法の素晴らしさは言わずもがな。塩をして酢にくぐらせ、おぼろをかませて握るキス。ホッキ貝は湯引き後に塩をして、甘酢にくぐらせる。どれもひと手間かけた最高の寿司ダネばかり。今年5月に77歳になられる五代目親方の腕前に、ただ酔いしれたい。

づけ丼

3960円

この店のづけの美味しさを堪能できる「小づけ丼」は2200円

にぎり「梅」

3300円

写真手前左から穴子、玉子。中央左から真鯛、中トロ、シマアジ。上左からホッキ貝、キス。ネタの内容は仕入れや季節により変更する。握り6貫に鉄火巻き3切れが付く「松」は2420円

お店からの一言

五代目 内田 正さん

「江戸前寿司の技は実に多彩です。当店ならではの味をお楽しみください」

弁天山美家古寿司の店舗情報

[住所]東京都台東区浅草2-1-16 [TEL]03-3844-0034 [営業時間]12時~14時半(最終入店14時)、17時~21時(最終入店20時)、日・祝12時~18時半(最終入店18時)※ランチタイム有 [休日]月、第3日 [席]カウンターあり、全17席/全席禁煙/予約可/カード可/サ・お通し代なし [交通アクセス]地下鉄銀座線ほか浅草駅7番出口から徒歩3分

電話番号 03-3844-0034

撮影/大西尚明 取材/松田有美

2020年5月号発売時点の情報です。

※全国での新型コロナウイルスの感染拡大等により、営業時間やメニュー等に変更が生じる可能性があるため、訪問の際は、事前に各お店に最新情報をご確認くださいますようお願いいたします。また、各自治体の情報をご参照の上、充分な感染症対策を実施し、適切なご利用をお願いいたします。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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おとなの週末Web編集部
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