MENU
カテゴリから絞り込む
すべての記事
おとなの週末 オリジナルコンテンツ
まとめ記事
お取り寄せ
本誌紹介
ラーメン・つけ麺
カレー
焼肉・ホルモン・鉄板焼き
ステーキ・ハンバーグ
そば・うどん
和食
鍋料理(すき焼き・しゃぶしゃぶ)
ニュース
中華料理
洋食・西洋料理
アジア・エスニック料理
居酒屋・ダイニングバー
バル・バー
カフェ・喫茶店・スイーツ
テイクアウト・手土産
弁当
ファーストフード
おいしくて、ためになる食のニュースサイト
日本初! サバサンド専門店の「ウイスキー系サバサンド」 /至福の鯖百選[57]

日本初! サバサンド専門店の「ウイスキー系サバサンド」 /至福の鯖百選[57]

東京・仙川に日本初のサバサンド専門店がオープン。しかも「スモークサバサンド」。さらに作っているのがバーテンダーで、ウイスキーを使っているのです。そのウイスキーがまたラフロイグというから、いろいろ気になりすぎます。そんな話題性十分のサバサンドをサバジェンヌが実食!

perm_media 注目ポイント多数のサバサンドを画像でチェック! navigate_next

仙川がサバタウンに!? 日本初のサバサンド専門店がオープン

サバサンドファンのみなさん! すごいことが起きましたよ!!! なんと、日本初の「サバサンド専門店」が登場!! もちろんメニューはすべてサバサンド!! サバサンド一徹!! すごくないですか!?

と、興奮気味のジェンヌが向かったのは京王線「仙川駅」。

はっ。デジャブでしょうか……。

前回ご紹介した、サバカレーが看板メニューの『ホクトカレー』も仙川。いったい全体、何が起きたのか!? の仙川サバムーブメントをまたまた盛り上げるのは、『Little Darlin(リトルダーリン)』。

アーリーアメリカンなかわいらしい外観の『リトルダーリン』。看板娘のベティーちゃんがお出迎え

もともとはスナックだった店舗を、女性も入りやすいように明るい雰囲気にリニューアル

今年4月のオープンにも関わらず、早くも6種類の絶品サバサンドを目指して、地元ばかりか遠方からもサバサンドファンが足しげく通う店に。

このとおり、メニューは全部サバサンド! ちなみに日本初の「スモークサバサンド専門店」でもある

仙川駅から徒歩3分。小さな飲み屋が並ぶ、狭い路地裏に位置するアーリーアメリカンなかわいいお店でサバサンドを作るのは、店長の服部竜也さん。

じつは服部さんは、昨年までサバサンドを作ったことがなかった。そればかりか、「食べたこともなかった」という。

ぼく、バーテンダーなんですよ」と笑う服部さん。

店長の服部達也さん。リトルダーリンのインスタで、毎日とっておきのスマイルで「おはようございます!」を投稿中

じつは『リトルダーリン』は、千歳烏山で創業40年を迎えるバー『トム&ジェリー』の系列店だ。

千歳烏山の『トム&ジェリー』。厳選されたウイスキーが揃う老舗バー(現在休業中)だ

オーセンティックバーのメニューから独り立ち!

『トム&ジェリー』は、厳選したウイスキーを落ち着いた空間で楽しめるオーセンティックバー。服部さんは学生時代のアルバイトから始まって、10年以上バーテンダーとしてカウンターに立ち、ウイスキーの魅力を伝え続けてきた。

サバサンドに携わるようになったきっかけは、コロナ渦の影響だった。「昨年、休業を余儀なくされたときにスタッフの間で何かテイクアウトできる商品を販売してみよう、という話になりました」。

メニューとして、決定したのが「ハンバーガー」と「サバサンド」だった。

じつは、ウイスキーに合うつまみとして、サバのスモークを作って提供していた服部さん。「スタッフから『サバサンド』なるものが流行っているらしいと聞き、サバのスモークを使って作ってみたんです」。

食べたこともなかったサバサンドを自分なりに研究を重ねて作りあげ、販売してみたところ「ハンバーガーより、サバサンドのほうが圧倒的に売れたんです」。意外にも「肉」より「サバ」が大好評!

しかも昨年、いったん緊急事態宣言が解除されて営業を再開したときに「『サバサンドを食べたくて来た』というお客さまが多かったんです。驚きました」と振り返る服部さん。

2021年を迎え、またも緊急事態宣言発令によってお店の休業が決定。

そこで浮上したのが「サバサンドのお店」だった。

「こんな状況のなか、とても好評だったあのサバサンドのお店があったらいいんじゃないか、という話をしていたら、常連のお客さまから空き店舗の紹介があり、とんとん拍子にオープンが決まりました」(服部さん)

かくして、4月にリトルダーリンがオープン。あっという間に、ファンをつかんだサバサンド。じつは「バーテンダーならでは」の技が随所に施されている。

奇跡のサバサンドを作り上げたバーテンダーのテクニック

具となるサバは、厳選したノルウェー産の大型塩サバフィレを使用。「これまでサバの種類には詳しくなかったけれど、あちこちから取り寄せてトライ&エラーを繰り返し、スモーク後の仕上がりを見て決めました」と服部さん。

そしてここからが、まさかのウイスキーテクニック。

なんと仕入れた冷凍のサバに、「ウイスキーをふりかけて燻製」!

ウイスキーをソミュール液に入れたり、チップに染み込ませるというケースはあっても「ウイスキーを素材にかけてしまう」は前代未聞の燻製方法である。

「たしかに、聞いたことないですね(笑)」と服部さん。「でも、なにせうちはバー。ウイスキーがたくさんあったので、もしかしたら美味しくなるんじゃないかなー、と思って」。いわばノリでかけてみたところ「臭みがとれて、風味がアップ、さらにしっとり仕上がる」というウイスキー×サバの奇跡が起きたのだ。

使用するウイスキーは「ラフロイグ」。ラフロイグといえば、強烈な香りと味が特徴。薬草や磯のような香りがする、イギリス皇室御用達の個性派シングルモルトウイスキーだ。「いろいろ試してみましたが、ひとクセあるラフロイグを使うと、バツグンにサバの風味よく仕上がりました」。

ちなみにラフロイグのスタンダードといえば、最低でも10年以上樽で寝かせた原酒をブレンドした「LAPHROAIG 10YEARS」だが、燻製に使う場合は、むしろ、年数の若いものも混ざっている「LAPHROAIG SELECT」のほうが美味しく仕上がるそう。「飲むなら10YEARSのほうが美味しいですが、燻製にする場合、こちらのほうが、香りが消えないんですよ」と服部さん。

服部さんとラフロイグ。チャールズ皇太子も惚れこんだ「アイラモルトの王」。まさかサバと出合うとは……

燻製材は「ウイスキーオーク」のチップ、そして「ピートスモークパウダー」を使う。

「ラフロイグのクセのある風味は、製造の工程で使われる『ピート(泥炭)』にあります。植物が地中に堆積して炭化したものですが、この香りが強いんです。これに合わせてピートスモークパウダーを使ったところ、香りが格段によくなりました」。

サバのスモークに使うウイスキーオークのチップと、ピートスモークパウダー

服部さんのお話を聞いているとバーのカウンターにいるよう。サバサンドの話を聞いているのに、カランカランとグラスをステアする音が聞こえてきそうだ。

サバは、アメリカから輸入した、時間と温度調整が可能なスモークマシンで2時間燻したら、ひと晩寝かせて味を落ち着かせる。

アメリカ製のスモークマシン。微妙な温度調整でジューシーな燻製に仕上げる

見事な飴色に仕上がったサバのスモーク

そして、いざサバサンド作成!

パンは、チャバタを使う。「バケットなども試しましたが、チャパタはもっちりして麦の香りがあるので、サバのスモークにぴったりでした」。

あっさりいただけるように、仕上がりが軽めな鹿児島県にある『イケダパン』のものを選んだ。

サバサンド用のチャパタ。特大のサバを挟んでもあっさりいただける

チャパタにはたっぷりと燻製マヨネーズを塗る。もちろん自家製だ。

オリジナルの燻製マヨ。こってり、甘みがあってまるでチーズのよう。これをつまみにウイスキーが飲める(涙)

いちばんベーシックなメニュー「オリジナル」は、燻製マヨにサバをのせ、ザワークラウト、レタス、そしてたっぷりのオニオンスライスをサンドして完成。

サバ、デカい!!! 野菜もたっぷり!!

ジェンヌ、サバサンドを実食!

大きなサバ、具材たっぷり、ウイスキーが隠し味のサバサンド、さっそくいただきます!

ベーシックなサバサンド「オリジナル」(770円)。たっぷりのオニオンスライスも味の決め手。ちなみに、ウイスキーは風味として残っているだけで子どもたちにも大人気だとか

まずはサバスモークをかじかじ。香りはまさにウイスキーのような樽香。そして、スモーキーフレーバー。けれど、不思議なことに「ウイスキー感炸裂」「迫りくる燻製感」というよりも「円熟味」のある味わい。ウイスキーの「年輪部」だけサバが吸い取った感じ。どこかやさしいのですよ。

そして、えー! と驚くほどしっとり。とろけるような仕上がり。うっとり(涙)。

さらにガブリ。食感もしっかりしたチャパタと、スモーキーなサバ、シャキシャキレタスにサクサク玉ネギ、ザワークラウトの酸味を、チーズのようにまったりなめらかな燻製マヨが見事にまとめあげている!! うわー、ナイスサバランス!! 

燻製主張というより、サバの旨みがグイグイ感じられるサバサンド。しつこいですが「ウイスキーの年輪仕上げ」が染みている!! サバに寄り添うウイスキー。ありがとうウイスキー!!!!!!

ほかのサンドでは、スモークなサバと組み合わせるって一見どうかな、と思える和テイストの梅味、イタリアンなジェノベーゼも、バツグンの美味しさ。

夏を迎えて大ブレイクした「梅しそ」(830円)。サバのスモークに梅ペーストを塗り、たっぷりの青じそ、オニオンスライス、刻みのりをオン。爽やかな味わい

女性に人気の「ジェノベーゼ」(990円)。サバのスモークにレタス、トマト、モッツアレラ、バジル、オニスラをのせてバジルソースをたっぷり。みずみずしいイタリアンサバサンド

照り焼き好きの服部さん渾身の「テリヤキ」(830円)。サバのスモークに照り焼きソースを塗ってオニスラ、刻みのりをのせて

「自家製タルタル」(880円)。サバのスモークにザワークラウト、レタス、オニスラ、そしてたっぷりの自家製タルタルをオン!

腹ペコ男子にも人気の「チリぺーにょ」(940円)。サバのスモークにハラペーニョをきかせて、チリビーンズ、レタス、オニスラ、チェダーチーズをオン。いずれのメニューも燻製マヨはマスト!

「あっ、サバサンドはレモン汁をかけても美味しいですよ」と服部さん。

ふむふむ、かけてみると……あら軽快! ハイボール的な爽やかさに!

レモン汁をふりかけて、爽やかな「味変」を楽しんで!

そして、できたても美味しいけれど、しばらく経って、燻製マヨや野菜の水分がスモークサバにしみこんだタイミングもご機嫌な美味しさ。おつまみに最高! そりゃもう、ラフロイグでしょう!! チャールズ皇太子、ラフロイグと一緒に食べて~!!!!!

自家製の「濃厚レモネード」(440円)もサバサンドと相性バツグン

サバサンドシーンに一石を投じた、バーデンターメイドの「ウイスキーなサバサンド」、ぜひお試しを!

取材・撮影/池田陽子

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
このグルメ記事のライター
池田 陽子

サバファンの集い「鯖ナイト」や、日本中のサバ好きが集まる「鯖サミット」などの活動を担う「全さば連(全日本さば連合会)」広報担当/サバジェンヌとして活躍。本業は薬膳アテンダント/食文化ジャーナリスト。著書に『ゆる薬膳。』(日本文芸社)、『缶詰deゆる薬膳。』(宝島社)、『春夏秋冬ゆる薬膳。』(扶桑社)、「ゆる薬膳。」はじめたらするっと5kgヤセました!(青春出版社)、『サバが好き!』(山と渓谷社)など。 ■サバに関する情報をみんなでシェアする「全さば連Facebookグループページ」がスタート。サバ関係者、そしてサバファンの方々、どなたでも参加可能。

関連記事
コロナ禍で、食材や料理を産地から新幹線で直送するニュースを見かけます。それを超えるスケールで展開するのが「サバヌーヴォー」。ノルウェーから飛行機で水揚げから約60時間でやってくるのです。しかもこれが相当な美味というのです。サバジェンヌ渾身のレポートをご覧あれ。
最近“進化系”が急増中の「サバ缶」。前回の「バターチキン風サバカレー缶」に続き、今回は明太子との夢の競演。しかも手掛けるのは、日本で初めて明太子を売り出した福岡県の老舗店。一体どんな缶詰なのか、どんな味なのか! サバジェンヌが実食レポートです。
スーパーへ行くとたくさん陳列されている「サバ缶」。最近では“進化系”が増えており、中でも「サバカレー缶」の勢いがすさまじいのです。特に強烈な個性を放つものをサバジェンヌが偶然発見! あまりの美味しさに、なんとメーカーへ突撃取材を試みました!
サバジェンヌによれば、今注目のサバトレンドが「サバカレー」だと言う。チキンでもポークでもない、サバの入ったカレーだ。サバカレー界の新星、東京・調布市仙川町にある『ホクトカレー』のソレは唯一無二。熱量たっぷりにお届けします!
サバジェンヌが愛してやまない「焼き鯖すし」が、福井県小浜市『若廣』のもの。この『若廣』が新たに販売した商品が「イタリアンサバ缶」。調味液ではなくて、特製のソースが入っていて、これが絶品だという。4種類それぞれが個性を放つサバ缶をジェンヌがアツくレポート!
最新記事
キンと冷えた汁をゴクリとやると、すぐさますだちの涼しげな香りが鼻腔を抜ける。細打ちの蕎麦は喉をすべり落ち、その冷たさを直接胃まで運んでくれるようだ。
「東京ディズニーリゾート」の魅力は、人気アトラクションや華やかなショーだけではありません。パーク内のレストランなどで提供される料理の数々も、多くの人を惹きつけてやまない大きなポイントのひとつです。東京ディズニーリゾート初の公式レシピ本『Disney おうちでごはん 東京ディズニーリゾート公式レシピ集』(講談社)が刊行されました。本書では、東京ディズニーランド開園初期や東京ディズニーシー20周年記念のメニューまで、数万点の料理の中からパークの超一流シェフ6人が推す計62のレシピを紹介。パークの代表的なスイーツ「チュロス」ももちろん載っています。『おとなの週末Web』では、その中から3品を厳選。3回に分けてお届けします。
約20年前、世界各地を放浪していた私は、カンボジアの首都プノンペンをひとり歩いていたところ、全速力で走ってきた見知らぬおばちゃんに抱きつかれ……。カンボジアとベトナムを股にかけたインドシナの夜を前編・後編に分けてお届けします。
なんだかんだ言って、ジャンクで高カロリーなものって美味しいですよね。でも食べたあとに後悔することもあるわけで……。そんな罪悪感とは無縁かつヘルシーで美味しいものが東京・八重洲地下街の『2foods』でいただけるというお話しです。
get_app
ダウンロードする
キャンセル