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250ml缶2本が500ml缶1本……だと

このビールに出合ったのは西武池袋本店のお酒売り場。そんなに広くないですが、国内外のクラフトビールのラインナップがいいので、ちょくちょくチェックしています。

今回はヘイジーIPAでいいのがないか探しに来たのですが、そこで目についたのが「ビアブレンダー」。POPによると「味の違う2本の250ml缶が、まるで500ml缶1本のようにパッキングされている商品です。」と書いてあります。

2本が1本!? その続きにも面白いことが書いてありまして、それが決めてとなり購入しました。

さてさて、家に持ち帰って少し冷やして飲むことに。ビアブレンダー、売り場には3種類あったのですが、今回買ったのは「ココナッツヘイジーIPA&パイナップルサワー」

「ビアブレンダー ココナッツヘイジーIPA&パイナップルサワー」。
ニュージーランド・オークランド「アーバノートブリューイング」のビールです

理由は単純。ヘイジーが飲みたかったのと、ココナッツやパイナップルが好きだから。ビール選びってそれくらい気軽でいいんです。

まず、250ml缶2本の謎を解き明かすとしましょう。缶の中央にある黒いラベル。よーく見ますと「PULL TAB」の文字が。触ってみると、ぶよんぶよんという感触があります。積み上げた缶をテープで巻いているのです。

「PULL TUB」と書かれたテープが巻かれている

というわけで剥がします。

テープを剥がすと、積み上がった缶の姿が露わに!

きれいに積み上がっております

このミニ缶がかわいいのなんの。さあ、飲むぞー!!

250ml缶が2本とはこういうこと。
左が「ココナッツヘイジーIPA」。右が「パイナップルサワー」

ココナッツの香り、パインの酸味、どっちも美味

まずは「ココナッツヘイジーIPA」からいただきます。

プシュッと開けた瞬間からココナッツ香がします。飲むとココナッツ香がどこへやら、クリーミーな飲み口とほのかな苦みがやってきたのち、爽やかな余韻を残します。

グラスに入れました。ヘイジーの方が色が濃い目。
「ココナッツヘイジーIPA」が6%、「パイナップルサワー」が4%

続いて「パイナップルサワー」。

パインの香りがほんのりしたのもつかの間。酸味が押し寄せ、口が梅干しを食べた後のように萎む。「すっぱ〜い」。そうそう、これがいい。サワービールの醍醐味、ここにあり。

“ブレンダー”という名の意味がそこに!

それぞれを飲んだところで、前述のPOPの続きを。
「パッケージ中央を破って感を切り離したそれぞれをグラスあけ楽しんだのち、その2種をブレンドすれば、まるでカクテルの様な味に。」

すでにお気づきの方もいらっしゃったでしょうけども。そうです、このビアブレンダー、ふたつのビールを混ぜて楽しむのです!

ひとつのグラスに2つのビールを入れます

というわけで、ふたつのグラスを持ち、別のグラスに注ぎます。なんだか実験みたいで楽しい。

色は2種のちょうど間くらいの濃さになりました。さて、味は!?

ビアブレンダーとしてのビールが完成!!

まぁ見事に、ココナッツとパイナップルが融合。酸味が少し薄まってトロピカルジュースのような味になりました。こころなしかアルコール感も薄まったような……。パイナップルサワー寄りかな。美味しいです。

ちょっとステアして飲んでみると、IPAが私も忘れないでと言わんばかりに苦みが出てきました。少し時間が経つとバインの香りがたってきて、また別の顔を見せます。うーん、面白い。

トロピカルカクテルのような味わいで、個人的には大好きなタイプ。1缶で2度、3度、いや4度美味しいビールです。購入価格1214円と高かったですが、また飲みたい。まだ2種類あるし、また買うと思います!

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

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