お笑いコンビ「ティモンディ」前田裕太さんの、「目指せ、理想の大人」をメインテーマに掲げた連載コラム。30代に突入した前田さんが「大人」を目指して過ごす日々を、食・趣味・仕事など様々な視点で綴ってくださいます。連載は、第1・3木曜日に更新です。「(理想の)大人ってなんだろう?」を一緒に考えながら、前田さんの成長を見守りましょう!
スポーツの秋到来!ということで、今回は特別編です。世の中に乱立する「○○の秋」という言葉の中で、相応しいのは「スポーツの秋」だけ!?以前「趣味編」でも触れていたゴルフも、絶賛進化中のようですよ。
「○○の秋」に相応しいのは「スポーツ」だけ!?
食欲の秋だ、睡眠の秋だ、読書の秋だ、上の句になんでも付けられる秋が来た。
空調設備のない時代では、暑い夏で体力がやられたから、涼しくなってきた秋に活動的になるのは理解できるし、〜の秋が乱立しているのも納得がいく。
ただ、もう令和だからなあ。
家で冷房をつければ読書や睡眠なんて快適にできるから、もちろん、収穫の季節であることもわかるけれど、昔の人間と同じように食欲の秋、なんていうには、合わない生活環境になっている。四季関係なく様々な農作物が通年収穫できるようにもなっていってる訳だし。
僕にとっては、読書の365日、睡眠の毎年、食欲の一生と化してしまった。
もはや”あき”の上の句に相応しいのは、スポーツか“ほしの”くらいだろう。
今の夏のスポーツ以上に恐ろしいものはない。
40度を超える猛暑で、ニュースでは外出をなるべく避けるように注意が出ているのに、そのニュースの後に高校球児たちが甲子園で試合をしていたりする。
誰が見たって、あの環境でスポーツをするのが良くないことは明らかだろう。
甲子園は夏のものでしょう!なんて阿呆が外野で声を出しているけれど、ただ、何より良いパフォーマンスが出来る環境を選手たちは望んでいる。夏じゃないと嫌だ!なんて言っているのは、自分の望んだ形を他人に押し付ける高校野球ファンもどきだろう。
そんな奴らは、他人に夏の醍醐味を押し付けずに自分が野球をやったらいい。如何に辛いかが分かるはずだ。今の時代、真夏の日中にスポーツはすべきではないのは間違いないのだ。
もはや、スポーツの秋ではない。スポーツ”は”秋に変えるべきだと提言しよう。
春は花粉で辛いし、冬は寒いしね。これが秋であれば、夏と比べて熱中症の危険もグッと減るし、何より気持ちがいい。めちゃくちゃ短い期間だけれど。