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とはいえ猛暑でも楽しいのがゴルフ

この夏から、私は頻繁にゴルフをするようになったのだけれど、真夏のゴルフは当然ながらしんどかった。

暑すぎて運動なんてできない気温になるので、それならば、早朝であれば快適に出来るかもしれない!と思い、日の出と共に5時からスタートしても、30度を超えていて普通に暑い。

それでも、決行するのだ。

ゴルフと出会う前の私であれば、そんな早起きをして暑い中嬉々としてゴルフをする人達を、奇異な目で見ていた。

けれど、実際にゴルフをやるようになってからというもの、その珍奇な存在の一員になってしまっていることに気づく。ゴルフのためならば、いかなる早起きも苦にならない体質になってしまったのだ。

朝4時起きで、前日は早く寝ないといけないのに、遠足の前日と同様のワクワクで、夜なかなか寝付けなくなってしまう。

結果、睡魔に襲われながらのゴルフになるのだけれど、それでも十分に楽しい。

不思議なものだ。

昔、深夜のゴルフ中継を父親が見ていて、一体これの何が楽しいのか、全く分からなかったのだけれど、あの時理解できなかったゴルフの中継の楽しさすらも分かるようになった。

野球のような対人スポーツとはまた違う面白さがゴルフにはある。

以前、このコラムでも触れたが、ゴルフはプロのゴルファーでも当然のように失敗する、失敗の競技なのだ。やってみて初めてゴルフの楽しさが理解できた。

大事なのは、失敗、ミスをどうやってリカバリーするか、どう修正するか、であって、ミスが許されないスポーツではない。

ミスを楽しむスポーツと言っても過言ではない。

4時間も5時間もかけて大自然に囲まれたゴルフ場でミスして、ああでもない、こうでもない、と課題を見つけて帰っていく繰り返し。

これがゴルフの醍醐味なのだ。

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ティモンディ前田裕太
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