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全国的に暑い日が続いている。この猛暑を元気に乗り切るには、スタミナが欠かせない。そこで日刊ゲンダイは、町中華をテーマにした臨時特別号(400円)を発行した。テーマは「暑さに負けない涼とスタミナ 町中華」だ。

「涼拌麺」を提供する東京と仙台の名店

総力取材で全国72店舗を掲載。たとえば、いまや夏の定番となっている冷やし中華のルーツは、昭和10年前後に生まれた涼拌麺(りゃんぱんめん)といわれ、東京・神田神保町の『揚子江菜館』と仙台市の『龍亭』にさかのぼる。記事では、その2軒に取材し、涼拌麺が生まれた経緯を聞いた。どちらもいまなおメニューの名前は、冷やし中華ではなく、「涼拌麺」がついている。

『揚子江菜館』の五色涼拌麺

町中華といえば、ウマいおかずでご飯をかき込むのも定番で、そのウマさにご飯があっという間になくなる「ごはん泥棒ランチで腹パン」になる店3店舗も紹介。表紙の麻婆豆腐はそのひとつで、東京・芝大門にある『味芳斎(みほうさい)』のそれだ。写真の通り、豆腐を崩したそぼろ状になっているのがこの店ならでは。ビールと町中華の組み合わせでは、中国国家1級点心師が手作りする焼売の名店『老青記(ろうせいき)』(神戸市)や、上海のヒルトンホテルなどで20年のキャリアを持つご主人が2022年1月に東京・四谷にオープンした『嘉怡軒(かいけん)』 を取材した。

『味芳斎』の麻婆豆腐
『老青記』の焼売

さらに大阪市の『一芳亭(いっぽうてい)本店』や京都市の『マルシン飯店』など京阪神の老舗を訪ねて名物メニューの秘話を聞いた京阪神の特集ページのほか、広島市では一流ホテル出身の大御所が独立して開いた『恵莉華(えりか)』など3店を特集。全国を網羅した構成になっている。

『一芳亭本店』の黄色い焼売

町中華に並ぶメニューは、家庭でもおなじみだろう。ミシュランやビブグルマンを獲得した人気店のシェフなどに、餃子や酢豚など名物メニューのレシピを惜しげもなく公開してもらったほか、各地の人気店のシェフに夏野菜やそうめんのアレンジレシピも教えてもらった。これさえあれば、家庭の中華も名店レベルにグンとアップすること間違いナシだろう。

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おとなの週末Web編集部
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