パッと見、飲食店がありそうな気配がないように見える5階ですが、実は飲食店があるのです。調査隊(編集・戎とライター・池田)を待っていたのは、極上のランチでした。
本格点心と飲茶 穴場ランチに笑み浮かぶ
調査隊は5階へと上昇。このフロアには「美と健康」をテーマとしたラグジュアリーな会員制ウェルネスクラブ(つまりフィットネスジムだな)と、併設された上質なレストランがあるという。
戎「でも会員制クラブってことは、レストランも会員オンリーなんですかね?」
池「うーむ、聞いてみよう」
2階の喧騒とは打って変わり、静かで落ち着いたフロントで、早速尋ねてみる。
スタッフ「いえ、こちらのレストランの方は、どなた様でもご利用になれます」
う、これは穴場なのかも。訪れたのは昼過ぎ。入口には『点心HOLIC』とイタリアンダイニング『薫 KABUKI』のランチメニューが共に3850円也。少々贅沢ではあるが、“上質”な雰囲気に期待を抱きつつ、潜入。まず選んだのは点心だ!中は黒とダークブラウンを基調としたシックな佇まい。心地よい音量のピアノと間接照明。
まだあまり知れ渡ってないのか、混み合うことはなく、ゆったりと席に着く。点心師による手作りの点心は、7種の伝統的な天心と、イタリアンのエッセンスも感じる革新的な点心7種から、計8種をそれぞれが選べ、仕上げにはワンタン麺も付く。待つことしばし……。
池「うっわ、この蝦・豚入り焼売、むちゃ旨ジューシー」
戎「ジェノベーゼ小籠包も、かなりたまらんですー」
池「五目揚げ餅、う〜、このもちもち食感もぐ〜っだ!」
台湾銘茶、阿里山ウーロン茶などと合わせつつ、飲茶を満喫。いやいや相当いい!
『点心HOLIC』
会員制ウェルネスクラブ『EXSTION(エクジション)』に併設するレストランでは、ランチタイム(11時半〜14時半)に、点心師が手がける点心ランチを提供。小籠包やエビ蒸し餃子など伝統的点心と、ボンゴレ小籠包、5種チーズ餃子など革新的点心から選び、香りの良いお茶も楽しめる。本格的にして心が和むおいしさだ。
ランチ 3850円
リゾート感あふれるカフェ使いもいい!
そして日を変えてイタリアン。こちらのクオリティも負けず劣らずだ。こちらは前菜盛り合わせと、メインをパスタやリゾットからひと皿。そして本日のデザート。一つひとつの完成度が高く、ポーションもしっかり。たとえば、戎が選んだのは「ジェノバ風バジルクリームのリゾット」。
戎「余韻まで最高でしたー」
で、だ。もうひとつ忘れずに伝えておきたいのが『PutOn Cafe』。店には小さなプールサイドになったテラス席もあり、昼はカフェ使いもできる。グリーンが揺れ、風が抜け、リゾート気分だ。ドリンクメニュー、デザートメニューも充実している。ビジネスランチによし、プライベートで気分を変えたいときもよし。なんか新宿にいるのを忘れちゃうな、と。
『Italian Dining 薫 KABUKI』
『点心HOLIC』と同空間内にイタリアンレストランも展開。こちらはランチ(11時〜14時半LO)と、17時〜22時半にはディナーが楽しめる。繊細かつ躍動感のある皿で知られる長谷川稔シェフプロデュース。ランチは、前菜盛り合わせと、3つのパスタ・リゾットからメイン、デザートの組み合わせ。美しく粋で、上質な味わい!
ランチ 3850円 海老と野菜のリゾットジェノバ風バジルクリーム
『PutON Cafe』
レストランスペースは昼はカフェとしても利用できる(11時半〜15時半)。アルコール、飲茶を含むドリンク各種にデザートも揃う。落ち着いてヌケのある空間の外側にはテラス席もある。小さなプールとグリーン。ゆらぎやきらめきを感じながらティータイムを楽しめる。隠れ家としてとっておきたいスポットだ。
マスカルポーネとリコッタチーズケーキ ホワイトチョコのジェラート添え 990円