かつては駄菓子屋で子供達を虜にし、月島では町をあげての名物となったもんじゃ焼き。そして今、月島を飛び出し、都内各所で新店ができるブームとなっている。今回は注目の新店を紹介なのだ!
海老ダシと斬新メニューでもんじゃ界に一風を巻き起こす『元祖海老出汁もんじゃのえびせん 渋谷ストリーム店』@渋谷
ひと口食べると、エビの旨みのパンチが炸裂!看板メニューである元祖海老出汁もんじゃスペシャルのベースである海老ダシは、低温乾燥させたエビの殻を5~6時間煮出し、香味野菜とその野菜ペーストを加えて仕上げるという。
「洋のエッセンスも少し意識しています」と調理長の羽方さんの言う通り、フレンチのアメリケーヌソースのようなリッチな風味を感じられるのがおもしろい。
毛沢東スパイスマーボー 1089円、元祖海老出汁もんじゃスペシャル 1749円
ほかに博多とんこつラーメンやイカ墨リゾット、マーボーなど、旅するもんじゃをテーマに、世界や日本各地の料理をもんじゃに変身させている。
「一見難しそうですが、もんじゃは意外と何でも合うんです」と、店長の保下さん。
ビッグターミナルの渋谷駅直結というアクセスの良さも相まって、気軽にもんじゃのおいしさ、新たな世界を体験するにはうってつけの一軒だ。
[住所]東京都渋谷区渋谷3-21-3 渋谷ストリーム2階
[電話]03-6427-3537
[営業時間]11時半~15時(14時LO)、17時~23時(22時LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄銀座線ほか渋谷駅C2出口直結
リズミカルに響く音もご馳走『六本木もんじゃ4RO(シロ)』@六本木
下町生まれのもんじゃ焼きを六本木スタイルにアレンジしたらこうなった。店長の杉浦さんが力作!と胸を張るのが「4ROもんじゃ」で、そのままソテーして食べたくなるようなジャンボサイズのホタテがどどんと乗り、生地にはベシャメルソースも入る。
4ROもんじゃ 2300円、うにクリームもんじゃ 3800円
スタッフによる焼き方にもおいしさアップの秘訣があって、土手に生地を流し込んだら両手に持ったコテでカカンッ、カカンッと具材を細かく、細か〜く刻んでいく。鉄板から響く音はどこか祭囃子のようで気分も盛り上がること間違いなしだ。
そして全部の具材が生み出すなめらかな一体感は、まるでそれ自体が濃厚なソースのよう。
ほかにもプレミアムな「うにクリーム」や突き抜ける辛さの四川風といった変わりダネ、旬の食材を使った月替りの味も。メニューはそんな迷う楽しさでいっぱいだ。
[住所]東京都港区六本木7-18-7
[電話]03-6455-5504
[営業時間]17時〜23時(フード22時、ドリンク22時半LO)
[休日]無休
[交通]地下鉄日比谷線ほか六本木駅2番出口から徒歩1分