2024年1月1日に発生した能登半島地震を受けて、『近江屋洋菓子店』さんがチャリティバッグを作成しました。
『近江屋洋菓子店』といえば、大きな瓶の中に10種類以上の果物がぎっしり入った「フルーツポンチ」をはじめ、「苺サンドショート」といったレトロかわいいスイーツが大人気。
実は石川県は「繊維王国いしかわ」と呼ばれるほどの合成繊維の一大産地。今回の地震の影響により、県内の工場へのオーダーがストップしてしまい、生地が余ってしまっているそうです。
そこで、北陸の企業を支援し、経済を止めないため、原料から加工、デザイン、印刷、郵送までのすべての過程を石川県・福井県の企業が担うことで、チャリティバッグを販売する企画が実現しました。
チャリティバッグの参画企業は下記の通りです。
・デザイン:「M★ONE」(石川県金沢市)
・生地製作:「株式会社ワコー繊物」(石川県金沢市)
・繊維:「上坂繊物」(石川県七尾市)
・染色:「北陸化工(株)」(福井県鯖江市)
・縫製:「(有)小松縫製」(石川県小松市)
・印刷:「(株)スクリーンプロセスクニエダ」(石川県金沢市)
・配送:「株式会社田井屋」(石川県金沢市)
チャリティバッグには『近江屋洋菓子店』のイメージカラーである青をベースに、世界農業遺産である能登の里山里海をイメージした緑を使用。人と能登をつなぐ「One heart(心をひとつに)」というメッセージが込められています。ほっこりしたイラストがステキ!
チャリティバッグは2024年2月1日(木)からオンラインショップにて販売開始しています。価格は1650円(送料別)。すべての収益が能登半島地震の義援金として寄付されるほか、制作にかかる諸経費は各企業に適正に支払われるそうです。
A4サイズのものがすっぽり入る大きさで、使い勝手がよさそうです。お菓子などは入っていません。バッグのみの販売となります。
チャリティバッグの発送は、2024年5月の予定です。すべての過程を石川県と福井県内で行っているため、発送が遅れる可能性もあるそうです。
穏やかな気持ちで、のんびり待つことにいたしましょう。