なかでも博多には東京未進出の絶品餃子が、仙台には町おこしも兼ねたヘルシー餃子があるという。食欲の秋にこれらの街で覆面調査隊が実食した!
博多で餃子ざんまい
博多で餃子といえば、ひと口の餃子が有名だが、今回は”炊き餃子”を調査するのが任務。炊き餃子とはいったいどんな餃子なの? さっそく博多の人気店『池田屋』にうかがう。
それは鶏のガラスープと一緒に土鍋でクツクツと炊かれ、青ネギがどっさりと出される餃子で、なんとも食欲をそそられるルックス。アツアツをすくってハフハフと頬張れば、スープからもつるりとなめらかな皮に包まれた餃子からも鶏の旨みがブワっと広がり、思わず一言「これは、うめぇ~」
店長に聞けば「豚骨、水炊き、もつ鍋…じつは博多はスープ文化の街。だったら餃子をスープにいれてもいけるはず」というのがきっかけだったそう。
「スープの濃さ、炊いてもドロドロにならない皮、濃厚なスープに負けない鶏肉の餡など、試行錯誤の連続でした」
開店して16年。今でも100食以上、この味を求めてくる人が途切れないことに納得。東京では赤坂駅にてこの味が食べられる。