【難読漢字】食べ物当て　桃の節句に

2025年6月15日 / クイズ

日常にはさまざまな漢字が溢れています。それは生活にうるおいや豊かさをもたらす「食」の分野でも顕著。食べ物にまつわる漢字を知れば、それはそのまま普段の生活がより彩り豊かで楽しいものになるはず。

本コーナーでは「あれ、これどう読むんだっけ？」と思ってしまうような、忘れがちな難読漢字をお届けします。漢字を覚えて食生活を豊かにしよう!! 　正解がわかった方は、ぜひこの食べ物との思い出を一緒に呟いてください!!!!

文、画像／おと週Web編集部

難易度：★★★☆☆

■難読漢字、食べ物編の正解はこちら

正解：うぐいすもち

鶯餅は、日本の美しい季節の移ろいを表す和菓子のひとつです。

その名の由来は、鴬の姿にあるといわれています。きな粉や青大豆の粉をまぶした餅は、鴬の羽を思わせる、やわらかな黄緑色。その繊細な色合いが、春の野に舞い降りる鴬のたたずまいと重なります。

また、「ホーホケキョ」という鴬のさえずりは、春の訪れを告げる風物詩。鴬餅が楽しまれるのも、桃の節句をはじめとした春先の時季と重なっているため名づけられたともいわれます。

さらに、餅のふっくらとした形状が、雪の中から顔を出す鶯の姿に見立てられたという説もあります。

鶯餅には地域による違いが見られます。

関西では抹茶を混ぜた粉をまぶすことが多く、関東では青きな粉を使う場合が一般的です。

さらに、現代では白あんや桜あんを包んだバリエーションも登場しており、伝統と創作が共存する和菓子としていまなお進化を続けています。

この記事のライター