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全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・江古田のカフェ『パーラー江古田』です。

朝飲みにぴったりな住宅街のカフェ

パン飲みは夜だけじゃない。朝から飲める名店といえば、パンのおいしさに定評がある『パーラー江古田』だ。なんたって朝8時半開店だもの。

まだ国産小麦を使う店が少なかった時代から、ここは国産小麦にフォーカスしてきた。生地は全粒粉入りで、小さい農家の小麦を自家製粉して使うことも多い。店で起こした酵母を使い、発酵の力にまかせてじっくり育てて焼く。その製法は型にとらわれないフリースタイルだ。

見た目は穀物感たっぷりだけど「お腹いっぱいでもスルスル入りますよ。食後のワインのアテにもいい。グルテンが強くないので消化が良くて翌日も体がラク」と店主の原田浩次さん。

干しタチウオとじゃがいものトマト煮900円(パンとセット)、グラスワイン(白)935円~

『パーラー江古田』(手前)干しタチウオとじゃがいものトマト煮 900円(パンとセット) (ドリンク)グラスワイン(白) 935円~ パンは好みでオーダーできる。手前からカシューナッツと黒こしょう、農林61号、カンパーニュなど。干しタチウオの滋味がやさしいトマト煮込みと

この日、パンに合わせて作ったのは自家製干しタチウオの料理。「タチウオがたくさん釣れちゃったので」と笑う。

イタリアのバカリャウ(干しダラ)からヒントを得たそうだが、その手があったか、という柔軟な発想にも拍手したい。

ここではパンも料理もそして人も自然体。そんな住宅街ののんびりした空間で、朝からパンとワインでゆるりとやれるなんて、東京の小さな奇跡かも(笑)。

『パーラー江古田』店主 原田浩次さん

店主:原田浩次さん「うちのパンと相性ぴったりのワインも揃っていますよ」

『パーラー江古田』ひとり飲みに最適なカウンター

江古田『パーラー江古田』

[店名]『パーラー江古田』
[住所]東京都練馬区栄町41-7
[電話]03-6324-7127
[営業時間]8時半~18時
[休日]火
[交通]西武池袋線江古田駅北口から徒歩6分、西武有楽町線新桜台駅から徒歩5分

※画像ギャラリーでは、ベネチアの郷土料理を再現した「干しタチウオのマンテカート」の画像をご覧だけます。

撮影/松永直子、取材/岡本ジュン
※2025年4月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

…つづく「個性派“ワイン酒場”東京6選 パン飲み・立ち飲み・ゆる飲みを楽しむ」では、いまイチオシな「パン」「立ち」「ゆる」な酒場をレポートしています。

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