全店実食調査!『おとなの週末』が自信を持っておすすめするお店をご紹介します。今回は、東京・駒沢大学の蕎麦店『nichi nichi(にちにち)』です。
別世界の蕎麦前と蕎麦に出合う
なんとも不思議な店である。「蕎麦前とお酒」を謳っているし、蕎麦があるけれど、いわゆる蕎麦屋ではない。まず、蕎麦前が別世界だ。
鰆の刺身は、豆乳をソースにエルダーフラワーを添えて。本マグロは、ネギを塩水に漬け込んだ「発酵ネギ」とタルタル風で。酒やワインが進まないはずがない。
オーナー山崎真人さんは蕎麦職人ではないが、「蕎麦前」と「蕎麦」にこだわり、2024年5月『nichi nichi』をオープンした。
「『蕎麦屋で飲む』のが好きだったんですよ。飲んで、最後に蕎麦がある安心感っていいじゃないですか」。
蛤出汁、生ノリ粗挽き蕎麦1300円
当然ながら、最後に待つ蕎麦もまた攻めている。蛤のダシで食べる粗挽きの蕎麦。青のりをダシに入れることで、蕎麦がダシによくからむ。真鯛節と牡蠣醤油、すだちのまぜ蕎麦は絶妙な調和にうなる。これはもう安心を超えた、ワクワク感なのだ。
店長:早川優月さん「蕎麦には、日本酒はもちろん、ワインも合いますよ」
駒沢大学『nichi nichi(にちにち)』
[店名]『nichi nichi(にちにち)』
[住所]東京都目黒区柿の木坂3-1-1
[電話]090-8266-3093
[営業時間]18時~翌1時
[休日]無休
[交通]東急田園都市線駒沢大学駅から徒歩16分
※画像ギャラリーでは、お酒がすすむ絶品蕎麦前の画像をご覧いただけます。
撮影/小澤晶子、取材/本郷明美
※月刊情報誌『おとなの週末』2025年7月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。
…つづく「東京で楽しめる夏の“うどん”新店4選 ご当地系からぶっかけまで!」では、つるんと艶やかな冷うどんが美味しい新店を厳選してご紹介します。
-
¥4,380(税込)
-
¥5,400(税込)
-
¥5,100(税込)
-
¥5,280(税込)