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連載「ご当地グルメ”旅”歩き」は、能登半島地震発生から2年になる2026年1月1日を前に、現地で食事をしていただきたい思いで北陸のグルメをご紹介しています。前回は能登半島七尾湾界隈の飲食店を特集しました。今回から3週連続で取り上げるのは「北陸ご当地グルメ対決」。初回は、北陸と言えば「海の幸」ということで、福井、石川、富山を代表する魚介類と、その絶品料理を提供する飲食店をご紹介します。どうぞご期待ください。

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「越前がに」の最高級ブランドは1杯数十万円も!

まずは福井県です。いよいよ11月6日に冬の味覚、ズワイガニが解禁になりました。石川県では「加能(かのう)がに」(オスのズワイガニ)、山陰地方では「松葉がに」(オスのズワイガニ)と呼ばれますが、数あるブランドの中でも一番有名なのは福井県の沿岸で獲れる「越前がに」(オスのズワイガニ)ではないでしょうか。

その値段たるや1杯5万円は当たり前。「極(きわみ)」と呼ばれる最上級ブランドになると1杯数十万円もするようです。

「あなたに会いたくて♪」入りました『魚屋の喰い処 まつ田』@福井市

数年前、越前海岸で「越前がに」を食べ、福井県小浜市(おばまし、米オバマ大統領時代に一躍有名になりました)でふぐ料理を食べる贅沢ツアーを決行したことがあります。数ある越前がに料理店の中で我々(ゴルフ仲間と行きました)が選んだのが『魚屋の喰い処 まつ田』(福井市)です。

福井市大味町(おおみちょう)界隈の越前海岸。『まつ田』から、車で数分北上した辺り

当日のんびりドライブしながらお店を探したところ、面白い看板が目に止まりました。何と、「まつ田せいこ丼」とあります。しかも「あなたに会いたくて♪」という文言が添えられています……何でしょこれは(笑)。

まつ田

とりあえず広い駐車場に車を止め、当店の様子を伺うことにしました。店先には解禁になったばかりの「越前がに」が並んでいます。隣にあるのは、体長5分の1くらいでしょうか。「せいこがに(メスのズワイガニの福井県での呼び方)」が何杯も鎮座していました。

「ん?せいこがに?」と思いつつ、店の上やのれんには大きな「まつ田』の看板が。合点がいきました。「まつ田さんのせいこがにの丼ぶり」なんですね。1980年代アイドル全盛期にトップアイドルだった松田聖子世代の我々には食べるのがもったいないくらいの料理ですが、食べないわけにもいきません(笑)。即入店し、4人とも「まつ田せいこ丼」を注文しました。車を運転しないメンバーは当地の銘酒「越の磯」をいただきます。

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美しいし、旨いよ!「まつ田せいこ丼」
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