旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは魚や野菜、果物など旬食材の魅力をご紹介します。
さて、今回のテーマとなる食材は?
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
■真っ赤
正解:アカハタ
難易度:★★★★☆
弾力のある食感も魅力
アカハタとはハタ科マハタ属に属する海水魚で、その名の通り、鮮やかな赤い体色が特徴です。体側には黒っぽい帯が5本前後入り、背ビレの上部が黒いことも見分けるポイントになっています。
岩礁やサンゴ礁などの複雑な地形を好み、水深4~160mほどの範囲に生息しています。比較的浅い場所で見られることも多く、岩の隙間などに身を潜めながら、小魚や甲殻類などを捕食しています。
大きく成長した個体では40cmを超えることもありますが、ハタ科のなかでは比較的小型の部類に入ります。
暖かい海を好む魚で、日本では伊豆諸島や相模湾周辺から南の太平洋沿岸を中心に分布しています。
一年を通して味が落ちにくい魚とされますが、夏を旬とすることも多く、初夏から夏にかけてはとくに美味しくなる時期といわれています。
白身には透明感があり、しっかりとした弾力のある食感が魅力です。また、噛むほどに上品な甘みと旨味が感じられることも味わいの特徴です。
なかでもアカハタの魅力としてあげたいのが、皮の美味しさです。皮にはコラーゲンを多く含む結合組織があり、加熱するとゼラチン化して、プルッとした独特の食感になります。旨味も詰まっているため、皮を残して調理するのがおすすめです。
刺身にするなら、皮を残したまま熱湯をかけて冷水に取る「湯引き(湯霜造り)」や、皮をバーナーなどで香ばしく炙る「焼霜造り」もおすすめです。
また、煮付けとの相性も抜群です。加熱すると身はプリッとした食感になり、皮の部分にあるゼラチン質のプルッとした食感も楽しめます。



