×

気になるキーワードを入力してください

SNSで最新情報をチェック

icon-gallery

吉祥寺の“もー、やってらんない飯、A級焼きそば編”の件

もーやってらんない! というときに食す、自分を甘やかす“やってらんない飯”ですが、魚編(114回)、肉編(118回)、スイーツ編(120回)に続き、今回は焼きそばだ!

焼きそばといえば、B級グルメカテゴリーですが、今回ご紹介するのは、ソース味&キャベツ青のり系ではなく、あんかけの中華系、お値段けっこうお高め! という観点から、B級ではなく立派なA級焼きそばをご紹介です。
やってらんない飯=自分を甘やかす=食べ物にお金を使ってスッキリ! というコンセプトを満たしたお店を独断でチョイスだ。

イラスト/小豆だるま

自分を甘やかす“やってらんない飯”A級焼きそば編、1軒めはサンロードの広東料理『S』!

まず、どうしても吉祥寺地元民的に外せないのが、連載6回でもご紹介した吉祥寺北口の中華の雄、サンロードの広東料理の『S』。
なんと2019年に吉祥寺西口の中華の雄、『竹爐山房』が閉店してしまったので(涙)、吉祥寺最強のNo.1になりました(おっさん女子の独断決定)。
焼きそばの種類も多いのですが、スタンダードな醤油味の五目焼きそばを基本的に推奨。
しかし私のイチオシは塩味の海老焼きそばです。
五目焼きそばでも野菜たっぷりで満足なのですが、さらに海老が多めなので、これは吉祥寺No.1のA級焼きそばです!
お値段も、吉祥寺相場を上回る1300円オーバーだ!
ここの焼きそばは、おそらく軽く焼いてあるやや固めの麺に、あんをかけている状態で、最初はカリっとしている部分が多いのだが、食べているうちになじんでゆるくなるという食感。
ちなみに『S』好きには、“つゆそば派”も多いと思われるし、点心&春巻きは絶対食べる派も多いと思う……。
とにかく何を食べても普通に美味しいので、吉祥寺で路頭に迷ったら思い出してほしい名店。
焼きそば+αを頼んでしまうので、『S』に関しては私のランチ予算は2000円です……。

おっさん女子的“やってらんない飯”A級焼きそば編2軒めが、東急吉祥寺デパートの『T』である!

そしてA級焼きそばといえば、東急吉祥寺デパートの『T』である。
連載51回では、立派な冷やし中華そばをご紹介したけど、ここは焼きそばも美味しいのであった。
基本的に麺類がイケている。
しかも『S』と客層がかぶっていて、70歳オーバーのグループが非常に多い。
私がいったある日は、隣のテーブルが老夫婦+その友人で、3人の年齢を足すと240歳は越えている雰囲気。
しかも「あれって20年前だろ……?」と、20年前に定年退職した〜みたいな話をしていたよ……。
お店によく足を運んでいる常連さんっぽくて、ランチ時だけどアラカルトでいろいろ頼んでいて、3人ともそれぞれ焼きそばをチョイス。
さらに友人男性が、会話もそこそこに、焼きそばに思いっきり集中していた……。
「まあ、まあ、その話はあとで。焼きそば、食べなさいよ、美味しいよ」と会話をさえぎる始末(笑)。
ここのランチには、焼きそばをチョイスできる点心のランチセットがあるんだけど、A級焼きそば狙いの人、そして“やってらんない気分”の人は、単品で頼みましょう!
豪華さが違います。
ちなみに、焼きそばは数種類あって、五目、海鮮、野菜たっぷり、などいろいろありますけど、私はここでも海鮮を推すわよ。
麺はやや細麺で、とにかく具沢山!
さらにお値段も立派で、単品だと2000円で微妙なおつりがくるくらい。
以上、2軒。
焼きそばに2000円近く投入した、という満足感に満たされます。

天野七月/あまのななつき
ライター&ときどきエディター。吉祥寺在住、ざっくり30年くらい。基本おっさん女子、たま~に乙女マインド。いつも吉祥寺をふらふらしています。ちなみに無芸大食。
小豆だるま
高校の国語教員を経てイラストレーター・漫画家になる。ギャグとシリアスを行ったり来たりする作風で雑誌・書籍・webなどで活躍中。著書は「日々ズレズレ」(小学館)その他。好物はタイ料理と辛いもの。

※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。

icon-gallery
関連記事
あなたにおすすめ

この記事のライター

おとなの週末Web編集部
おとなの週末Web編集部

おとなの週末Web編集部

最新刊

2024年12月20日に開業110周年を迎える東京駅を大特集。何度来ても迷ってしまう。おいしい店はど…