1000円~ほぼ1500円で満足
魚介の弁当はリーズナブルな価格帯が多く、1000円を超えれば高級の部類。魚が大きくなったり、付け合わせの煮物などが上品になる傾向です。特筆モノをご紹介!
『富惣 魚道楽』の鯛めしとかれい煮付弁当
1040円
お値打ち! 鮮度にこだわる 大丸東京店限定豪華コンビ
多彩な種類と調理法の魚が揃う。人気のカレイの煮付けは大ぶりで、脂のりの良さとほんのり甘めな味付けがご飯と合う。
上品な甘みの鯛めしは、焼いてから手作業で身をほぐした国産天然真鯛を使用。
鯛めしに魚を組み合わせた弁当は、大丸東京店のみ常時展開。その他店舗ごとにサイズや価格など、異なる弁当類を販売。
大丸東京店、西武池袋本店、東武百貨店 池袋本店、松坂屋上野店、あべのハルカス近鉄本店、阪急うめだ本店、阪神梅田本店
『京粕漬 魚久』の二種盛弁当
1512円
老舗粕漬店の酒粕香る東京名物がお弁当に!
人形町の名店『魚久』の名物、銀ダラとサケの京粕漬が弁当で一度に味わえる。
本店併設のお食事処の職人が炭火を用いて最高の焼き具合で調理。付け合わせなども非常に上品で、煮物はダシを利かせ、ちりめん山椒は爽やかでやさしい味付けだ。
数量限定で、小田急百貨店新宿店では11時頃~、15時頃~の1日2回販売。
小田急百貨店新宿店(二種盛・本さわら酒粕白味噌漬)、西武池袋本店(全種類)、髙島屋(日本橋・横浜〈全種類、月のみ〉・新宿〈二種盛、水のみ〉)※予約・取置は小田急のみ ※平日のみ販売
『おかず本舗 佃浅』のメロカマ照焼弁当
1300円
継ぎ足しのタレを2度付けした照り焼きは旨みが凝縮
白身魚・メロのカマは柔らかながら、プリッとした弾力が楽しめる。特製タレにひと晩漬け込み、丁寧に火入れされ、ご飯が進む味付けだ。
惣菜店のため、カボチャやヒジキをはじめとする煮物など、周りを固めるおかずの一つひとつもほっとする美味しさ。
魚をはじめとしたおかずの充実具合、完成度が非常に高い。
小田急百貨店町田店、京王百貨店 聖蹟桜ヶ丘店、大丸東京店、松坂屋上野店など
『醸す』の銀さけ熟成味噌漬け弁当
1188円
脂のり抜群の銀サケに熟成味噌が深みをプラス
大きな切り身の銀サケは、越後赤味噌とカツオや昆布を煮詰めた特製ダシを合わせた熟成味噌に漬け込み、甘みや酸味、奥深い旨みをまとう。
その場で詰めてくれるご飯は、ツヤや粘り、香りなどのバランスが良い新潟県産「新之助」を使用。
白米と玄米から選べるが、写真のようにハーフ盛りも可能なのがうれしい。
伊勢丹新宿店、松屋銀座(『銀座十石』※メニューや価格は異なる)
『築地なが田』のからす鰈西京焼き弁当
1112円
白味噌香るカラスガレイの上品な舌触りと繊細な脂に感動
魚介専門店だけあり、カラスガレイは照り焼きや煮付けなど調理方法も様々。
最も人気なのが、西京焼き。ふっくらと香ばしく焼き上げられ、白味噌の風味豊か。身が柔らかく、とろけるようなあと味が特長だ。ご飯はもちろん、お酒もほしくなる美味しさ。
その他の魚介も豊富に揃い、魚好きでなくても目移りするはず。
小田急百貨店新宿店、三越(日本橋・銀座)、東武百貨店 船橋店など
全35個食べてわかった デパ地下弁当の素晴らしさ
店舗で食事をしたらランチでもそれなりにお値段が張る名店の味が、デパ地下なら気軽にいただける。しかもお弁当だったら、こことあそこを食べ比べ、なんてことができるのが楽しい。
和風は季節感あふれる恵みがたっぷりと詰まったお弁当が揃った。
いずれも素材の持ち味や香りをきちんと残しながら調理されている。例えば煮物は、食材ごとに炊く時間や工程、味付けを変え、すべて別々に調理するなど、丁寧な作りが伺えるものばかり。
小さなおかずがたくさん入るお弁当も多く、ひと折で何品目のお料理が入っているの⁉ と思わず興奮。ダシの上品な味が印象深いが、関西系は繊細なものが多く、関東系は比較的しっかりめの味付けだったので、気分で選んでほしい。
お肉で贅沢弁当といえば牛肉と絞り調査したら、名店の味やブランド牛をお値打ち価格でいただけた。
『かねざき』、『ミート矢澤』はオーダー後に焼いてくれるのもうれしい。魚介も、プロの調理で最高の状態でいただけて大満足だ。
どのお弁当も温めなくても美味しく食べられるよう、ご飯やおかずを詰めるタイミングなど、それぞれ工夫が凝らされていることにも感動した。
それからいいお弁当はご飯が美味しいというのが今回の気づき。白いご飯だと冷めると硬くなりがちだけれど、銘柄を厳選したり、炊き込んだりと、みんな克服していてすごかった!
がんばっている自分へのご褒美や大切な人を労うのに、デパ地下の贅沢弁当は最適といえるだろう。
※店のデータは、2021年4月号発売時点の情報です。
※写真や情報は当時の内容ですので、最新の情報とは異なる可能性があります。必ず事前にご確認の上ご利用ください。