オフィスグリコにラインナップされている人気商品のひとつに、江崎グリコを代表するビスケット菓子の「ビスコ」があります。
発売開始は1933年で、当時の日本人の栄養改善を目指し売り出されたという経緯があります。88年の歴史で、その時代に求めに応じて栄養素を配合したり、最近ではフレーバーを増やしたりと改良が重ねられ、多くの人からも支持を得ています。
「ビスコがオフィスグリコでも売れている背景には、多くの世代の男性が子供時代を懐かしんで購入していることがあるようです」(小寺さん)。小寺さんがリフレッシュボックスを渡した男性もそんな一人だったのかもしれません。
ビスコの他ではビスケット菓子の「フレンドベーカリー」、お米でできた生地を薄くチップス状に軽く香ばしく焼き上げたライススナック「コメッコ」(いずれも江崎グリコ)が人気。フレンドベーカリーは1987年、コメッコは1975年の誕生。この2品も大人たちの心をくすぐるロングセラーです。
ちなみに「オフィスグリコ」というサービス名ですが、商品ラインナップはグリコのお菓子だけではありません。
「当初はグリコのお菓子だけで商品展開していましたが、グリコのお菓子だけでは網羅できないジャンルもありますので、他社さんにもお声がけさせていただいて構成しています。割合としては自社と他社さんで5:5くらいでしょうか。傾向としては、デスクワークが多い所、特にコールセンターのようなオフィスでは、ガムのようなよく噛むようなお菓子が売れていますね」(小寺さん)
緊急事態宣言が明け、企業によっては再びオフィスへの出社に切り替える動きが出ています。それに伴い、営業時間を延ばし酒類提供を再開する飲食店も増え、外食産業の経済も少しずつ回りはじめています。中には、接待の機会が復活している職場もあるかと思います。
オフィス勤務が再開した方は、久々の働き方に少々戸惑ってしまうかもしれませんが、休憩時間で上手に活用しながら会社での日常にも慣れていきたいところです。リフレッシュの仕方は人それぞれですが、お菓子の補給を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。
様々なお菓子が詰まっていて、どれにしようかと選ぶのも楽しいオフィスグリコ。お気に入りのお菓子を自分のご褒美に、今日の仕事を頑張ってみるというのもやりがいになるかもしれません。
文・写真/山本孟毅
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