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将軍家献上の高級品「このわた」、天然の牡蠣

アート散策に出かける前と、終えた後に、島の海の幸をいただきました。

「民宿市兵衛」では、いろんな海鮮に加え、佐久島名物の「このわた」が出てきました。ナマコの腸の塩辛のことです。ご主人によると、100gで4000~5000円ほどもする高級品。佐久島のこのわたは、かつては将軍家にも献上されたという逸品です。御主人によると、「それだけで食べると辛いので、うずらの卵をのせて出している」そうです。

右上のうずらの卵がのっているのが「このわた」

レンタサイクルを返したあとに、休憩した「民宿ゆきや」では、島で獲れた天然の牡蠣が出てきました。ご主人に聞くと、「夜のうちに浜で獲ってくるんです」。小ぶりですが、旨味が凝縮していて、本当に美味しかったです。

浜で獲れた天然の牡蠣

「ゆったり」と流れる時間に身を任せ、心の“凝り”をほぐす

自然の風景に、人工的な形状が組み合わさることで、島の魅力がさらにふくらんでいく。アートには、そんな効能があります。

「おひるねハウス」の案内版には、次の文言が記載されています。

「この作品は、人と自然の対話をテーマに、ゆったりとした佐久島での過ごし方について、作者が提案したものです」

そう。島に足を着けた時から感じていた空気感は、これでした。「ゆったり」。朝起きて、さっと身支度を済ませ、足早に仕事先に向かう。日常は、なんと「ゆったりとしていない」のでしょう。

イーストハウスの案内板には「のんびりした島時間の過ごし方を見つけてください」とあります。

豊かな自然、海の幸。それら佐久島の恵みを享受しながら、「島時間」の中で、さらにアートの数々を楽しむ。普段の生活の緊張から解放され、心の“凝り”が、いい具合にほぐれていきます。佐久島は、そんな“心に効く”長閑で美しい島です。

アートのひとつ「カモメの駐車場」(作・木村崇人、2005年)。“島時間”がゆったりと流れていく

文・撮影/堀晃和

※JR東海では、2021年12月1日から2022年3月31日にかけて、愛知県の人気の海の幸「フグ」と「タコ」に注目した「あいちフグタコ」キャンペーンを実施しています。「ずらし旅 選べる体験コンテンツ」として、フグとタコの島として知られる日賀間島での「干しタコ体験」などが選べる「日賀間島満喫パス」など魅惑のコンテンツも。
https://recommend.jr-central.co.jp/zurashi-tabi/activity/aw/#aichi_b

「あいちフグタコ」キャンペーンのポスター

また、JR東海のEXサービス会員だけが利用できる「EX 旅のコンテンツポータル」では、「愛知の離島めぐり」を販売。日間賀島・篠島・佐久島を結ぶ海上交通が用意されているほか、篠島の「&しらす食堂2929」など3島の計12施設で使える「島たびクーポン」もセットになっており、3島を満喫できる内容となっています。
https://jr-central.co.jp/ex/

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