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2022年2月「パタパタ」の愛称で知られた京急電鉄の案内表示板の引退が大きな話題を呼びました。鉄道にはパタパタのように周辺施設なども含めた文化や歴史があり、それらは利用者に地域への愛着をもたらします。この冬、大雪に見舞われた北海道では看板が付いたホーローの駅名標がそんな存在です。2022年4月1日で国鉄民営化から35年を迎えましたが、それ以前より地域や利用者を見守っています。

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国鉄時代より鉄道利用者を見守る

JR北海道の駅名をひらがなで記す、縦型の「駅名標」と呼ばれる案内標識です。ひらがな表記の駅名とともに、その下部に設置された広告「本場の味 サッポロビール」が目を引きます。

冬のJR北海道を守るラッセル車の右に見える駅名標(2020年2月撮影)

表記されている「サッポロビール」の書体もレトロさを感じます。JR北海道の広報担当者によると、国鉄時代から掲出されているもので「正確に把握しているものではありませんが、1984(昭和59)年頃からのようです」と回答がありました。サイズは縦100センチ×横20センチ(駅名部分:縦80センチ×横20センチ、広告部分:縦20センチ×横20センチ)で、難読駅名が多い北海道の駅名も一目で分かります。

余談ですが、北海道出身の私は幼い頃より鉄道利用の際、この看板をよく目にしていました。お酒が飲めない年齢でも出身地の都市を冠したビールに強い愛着を抱いたものでした。

「本場の味」駅名標はグッズ化されヒット商品に

北海道でおなじみの駅名標をグッズ化したミニチュア駅名標の一例(JR北海道フレッシュキヨスク提供)

駅名標は鉄道部品の中でも人気アイテムのひとつですが、この駅名標も人気が高く、ファンからのリクエストもあって2016年からグッズ化されています。

グッズ販売を行うJR北海道フレッシュキヨスク(本社・札幌市)では、実物の10分の1サイズのミニチュア駅名標(税込1100円)を販売しています。同社の担当者によると、これまで49種類を展開(現在は10種類程度を展開中)、累計1万点を販売していて、同社のグッズの中でもヒット商品といいます。

こちらはECサイト「北の特急便」で購入が可能です。その他JR北海道の駅構内にあるお土産店「四季彩館」では近郊駅の駅名標を取り扱っています。実寸大のレプリカを望む声もあって、商品化についても検討しているそうです。

JR北海道フレッシュキヨスクが運営するECサイト「北の特急便」より

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最近では新たなデザインの駅名標が登場...
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