脳も舌も騙される<img src="https://s.w.org/images/core/emoji/13.1.0/72x72/2049.png" alt="⁉" class="wp-smiley" style="height: 1em; max-height: 1em;" /> プラントベースなのに“ふわとろ食感”の衝撃オムライス

脳も舌も騙される⁉ プラントベースなのに“ふわとろ食感”の衝撃オムライス

脳も舌も騙される⁉ プラントベースなのに“ふわとろ食感”の衝撃オムライス

この写真の「オムライス」、どう見てもいわゆるふわとろ系のオムライスですよね? 実はコレ、卵をはじめとする、動物性の素材が一切使われてないんです。ひと口食べて、美味しさにびっくり。スプーンが止まらない、新時代のオムライスの実力をレポートします。

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卵不使用なのに本格オムライスの不思議

世界的に盛り上がりを見せている、プラントベースフード。いわゆる肉や魚、卵、乳製品といった動物性のものは使わない食品のことだ。メインとなるのは野菜や果物、豆類やナッツ等だから、野菜類がたっぷり摂れてヘルシー。植物性食品は生産過程においても地球環境にやさしい。だから、いただくことでなんだかいいことをしているような気持ちになれる。

さて、そんなプラントベースフードブランド『2foods』を手掛ける株式会社TWOと老舗企業のカゴメ株式会社がタッグを組んで開発した、「2foodsプラントベースオムライス」がこの度発表された。

現状の商品パッケージ

私、ライター市村がその発表・試食会に伺ったところ、実物を見てまず驚いたのは、どうしても玉子にしか見えないそのビジュアル

このプラントベースエッグ「Ever Egg(エバーエッグ)」はニンジンと白いんげん豆をベースに、特許出願中の独自技術「野菜半熟化製法」を用いて、洋食店で出てくるような「ふわとろ食感」を目指したんだそう。野菜とお豆でできているから、動脈硬化などを引き起こす原因とされているコレストロールがゼロなのも魅力だ。

そしてこのオムライスには、1食分で約120gの野菜が使用されている。

なお、このオムライスは冷凍食品になっていて、玉子部分は「プラントベースエッグ エバーエッグ」、ご飯は「プラントベースチキンライス」、ソースは2種類「プラントベースデミグラスソース」、「プラントベーストマトケチャップ」を使用。

調理は電子レンジでも湯煎でもOKなので楽チンだし、賞味期限が1年間なのもいい。

温めてご飯の上にかけるとき、こんな感じ

本物と遜色なし! プラントベースフードの旨さの秘訣とは

「プラントベースチキンライス」は、チキンとはあるものの、肉らしい弾力や繊維感を追究した大豆ミートを使用している。

この大豆ミートをカゴメの「野菜だし調味料」とウスターソースに漬け込むことで、肉汁が滴る感じをイメージさせつつ、大豆のニオイも気にならないようにしている。ご飯にはスーパースイートコーンをあわせて炊き込んでいて、ちょっと硬めでいい塩梅だ。

ソースは、デミグラスとトマトケチャップの2種類。

「プラントベースデミグラスソース」の「2foodsプラントベースオムライス」

特に「プラントベースデミグラスソース」は、牛肉をじっくりと煮込んだデミグラスソースの美味しさを表現するため、オニオンソテーや赤ワイン、豆乳バターなどを用い、「野菜だし調味料」で旨みを底上げ。さらにフライドオニオンを使うことで、コクがある満足度の高いソースになっている。

「プラントベーストマトケチャップ」の「2foodsプラントベースオムライス」

なんといってもカゴメの代名詞であるトマトケチャップもプラントベースに。カゴメ独自のトマトピューレ素材に国産サトウキビ糖と沖縄の海水塩を入れ、贅沢に仕上げている。

食べてみた率直な感想は、舌触りや香り、そしてのどごしなど、どう食べてみても半熟オムレツがのったオムライスそのもの、ということ。見た目ほどの期待をしていなかったのだが、想像のはるか斜め上をいく美味しさにびっくりした。

そして、「プラントベースチキンライス」は「エバーエッグ」やソースとのバランスが絶妙で、コーンの甘さとプチッという食感やみずみずしさも楽しめる。ソースも「遜色がない」と言うのも申し訳ない美味しさ。

代替品という立ち位置ではなく、「プラントベースをわざわざ選んで食べてほしい!」という、『2foods』と『カゴメ』の熱い思いが感じられた。

「2foodsプラントベースオムライス」(左)、「2foodsプラントベースオムライス」(右)

ちなみに「2foodsプラントベースオムライス」は、デミグラスソースの場合は508キロカロリー、ケチャップだと461キロカロリー。Googleで「オムライス カロリー 平均」で調べたところ、いわゆる普通のオムライスはだいたい700~800キロカロリー程度なので、やっぱりヘルシーなのである。

このオムライスを食べる手段はふたつ

プラントベースドフードブランド『2foods』を展開する株式会社TWOは、2015年12月に創業。「健康と欲求はトレードオフの関係」という常識を覆すべく、健康と欲求の相反するふたつを享受できるプロダクトやサービスを追求するスタートアップ企業だ。

新発売の「タコライス」&「ガパオ」用ソース

一方、カゴメでは、2019年からプラントベースフードを展開。2022年3月22日には、これまでのラインナップに加え、「タコライス」&「ガパオ」用ソースを新発売する。

2021年4月から業務提携を行う両社が約1年がかりで完成させたのがこの「2foodsプラントベースオムライス」試作はなんと100回以上行ったんだそう。日本を代表する企業のひとつであるカゴメが、『2foods』の提供するプラントベースドフードの美味しさに共鳴し、一緒にやっていく判断をしたのだとか。

左から、TWO CEOの東 義和さん、ロンドンブーツ1号2号の田村 淳さん、日本洋食協会会長の岩本 正さん、カゴメ社長の山口 聡さん

なおこの日、発表会にゲストとして参加されていたロンドンブーツ1号2号の田村 淳さんも『2foods』のプラントベースドフードの美味しさに驚いたんだそう。

「一度食べたら、誰かに伝えたくなります」って言っていたのに、ウンウンと大きく頷いてしまった。

さて、この「2foodsプラントベースオムライス」を食べるには現在ふたつの方法がある。

ひとつは、“アタラシイものや体験の応援購入サービス”「Makuake」での先行販売だ。4食入りで1セット5940円(税・送料込み※北海道・九州・沖縄は追加送料要負担)。

なお、受付開始は2022年3月9日の9時半からだったが、目標金額の100万円にあっという間に到達。250セット準備された20%オフの早割は受付開始当日の夕方時点で受付終了という人気ぶり。あれよあれよと売れていく様子を見て、本当に注目度が高いのだなぁと実感した。

「Makuake」での受付は2022年4月20日(水)18時までを予定しているが、販売数量は2350セットなので数量が達し次第、販売終了する可能性がある(もしかしたら増産の可能性もあるかも ないかも)。

5月末頃までに順次発送・到着を予定している。


もうひとつは、都内6店舗(渋谷ロフト店、銀座ロフト店、アークヒルズ店、八重洲地下街店、麻布十番店、ラボキッチン〈人形町〉)で展開している『2foods』で食べられる。イートインは1210円、テイクアウトは1188円となっている。

ちなみに、お店ではバターチキンカレーやまぜそば、ドーナツなどさまざまなプラントベースフードのメニューが用意されている。そちらもぜひ試してみてほしい。

世代を超えて愛されるメニューのオムライス。この「2foodsプラントベースオムライス」を通じて、新たな食の進化形をご自身の舌と感性でお確かめください。

取材・撮影/市村幸妙

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