まだある! 老舗の味
天ぷら、ツユ、ご飯 計算し尽くされたかけあわせがお見事
『天寿ゞ(てんすず)』
1928(昭和3)年創業。こちらの天丼で驚いたのは、江戸前なのに見た目が真っ黒じゃないこと。
作り方は「企業秘密」という深いコクの丼ツユと、上質な玉締めのゴマ油をメインに江戸前の活穴子やキスなどをからりと揚げた天ぷら、名脇役として土台を支える『長沼ファーム』(山形県)のコシヒカリとのバランスがなんとも素晴らしい。
【オススメ弁当はコレ!】「上天丼」(2050円)
[住所]東京都台東区上野2-6-7
[電話]03-3831-6360
[営業時間]11時~14時、16時半~21時半(20時半LO)※早仕舞いあり
[休日]水
[交通]地下鉄銀座線上野広小路駅、都営大江戸線上野御徒町駅A3出口から徒歩1分、上野恩賜公園から徒歩4分
※10個以上の注文は前日までに予約
手間ひまかけて1週間 丁寧な手仕事で作る伝統を引き継ぐ味
『洋食 銀サロン』
1935(昭和10)年に喫茶店として開店。’54年からフレンチベースのレストランとして松坂屋の花形となり、現在に至る。
ビーフシチューは、黒毛和牛のバラ肉に野菜などの旨みを存分に加えた看板メニュー。1週間かけて作られたデミグラスソースと、とろり柔らかなお肉。濃厚ながらさらりとしたシチューが何とも上品な味わいだ。
季節で変わる付け合わせの野菜もたっぷり!
【オススメ弁当はコレ!】「黒毛和牛バラ肉のビーフシチュー」(2700円)※テイクアウト価格
[住所]東京都台東区上野3-29-5 松坂屋上野店本館5階
[電話]03-3832-1111(松坂屋大代表)
[営業時間]11時~19時(18時半LO)
[休日]施設に準ずる
[交通]JR山手線御徒町駅北口から徒歩1分、上野恩賜公園から徒歩5分
さすがヒレカツ発祥店! 繊細ながらみっちり薄衣で肉質の良さを実感
『蓬萊屋(ほうらいや)』
歯を入れた瞬間、ヒレ肉ならではのきめ細かさと柔らかさに快感を覚えた。さすがは1914(大正3)年創業、ヒレカツを初めて世に送り出した店である。
カツはラードとヘッド(牛脂)で二度揚げし、薄衣に仕上げる。数種類のソースをブレンドしてスパイスを加えたサラサラの特製ソースに、和からしとマスタードを混ぜたオリジナルマスタードが味のアクセント。
【オススメ弁当はコレ!】「お弁当 ヒレカツ」(3200円)
[住所]東京都台東区上野3-28-5
[電話]03-3831-5783
[営業時間]11時半~14時(13時半LO)※土・日・祝は~14時半(14時LO)、17時~20時(19時半LO)
[休日]水 ※祝の場合営業、翌木休
[交通]JR山手線御徒町駅北口から徒歩1分、上野恩賜公園から徒歩5分
※5個以上の注文は前日までに予約が望ましい
撮影/小島昇 取材/市村幸妙
※店のデータは、2022年4月号発売時点の情報です。
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