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個性的な個人店集結下北的遺伝子は続くのだ

さて、さらに新しい下北沢を巡ろう。冒頭にも書いた全長1.7kmの“下北線路街”。その全貌はまだ整備中の部分もあるが、下北沢駅を挟んで世田谷代田寄りに「ボーナストラック」、東北沢寄りに「リロード」というふたつのスポットがすでに登場して注目を集めている。

まずは「ボーナストラック」。テーブルや椅子が配された居心地のいい広場を囲むようにして、ユニークなお店が14店ほど。たとえば、世界中の発酵食品を扱う「発酵デパートメント」、どこよりも集中して本を読める空間「fuzkue」、台湾のアーティストに出合えるレコード店でもあり、魯肉飯も旨い「大浪漫商店」……等々。いずれも他にない新しさに満ちていてワクワクする。雰囲気もフレンドリーで、遊歩道で犬の散歩をする人など地域とも密着化。

そして「リロード」。こちらはモダンなコンクリートの建物の中にすべて揃えば24
店舗。目指すは新しいカルチャーを共創するユニークな「個店街」だそうで、ひと味違ったハイクオリティな個店が並ぶ。コーヒーカルチャーを体感できる小川珈琲のフラッグシップ店やナチュラルワインのセレクトショップ&スタンドバー、かと思えば粋な小皿料理やドリンクが充実した立ち飲み、バーバーや花屋も。これまた新鮮な予感に満ちていてあちこち覗くのが楽しい。

近年、再開発というとハコはオシャレでもチェーン店が並び、どこも似たような顔の街並みになってガッカリということが多い。だけど、新しいスペースに続々と色のある“個店”が登場し、新たな胎動を始めているのが下北沢であり、新たなカルチャーなのだ。この街のDNAはしっかり受け継がれていて、おとなにとってもますます面白い。これは当分目が離せそうにないな。

『BONUS TRACK(ボーナストラック)』 小さくて個性的な店が集まる世田谷代田寄りに誕生

イメージは小さな街。ほどよいサイズの広場を囲み、個性の立った飲食店や物販店に加えて、コワーキングスペースやシェアキッチンも。魅力的でインディペンデントなお店の集合体がとても楽しいのだ!

『BONUS TRACK』

住所:東京都世田谷区代田2-36-12〜15
交通:小田急線ほか下北沢駅南西口から徒歩5分、世田谷代田駅東口から徒歩2分

『発酵デパートメント』 まずは一杯お試しあれ!めくるめく発酵ワールド

合言葉は「世界の発酵、みんな集まれ!」。店内には日本全国から世界各地まで、ユニークな発酵食品や食材、お酒などがひしめく。さらに楽しいのが“発酵角打ち”。販売している発酵食材や調味料を使って生み出されたアジアンなつまみとお酒で一杯できる。仁井田本家の燗酒しかり、“ふしぎおいしいお酒”に発酵の旨みや心地いい酸味のハーモニーが相当イケる!

鮎クリームフライドポテト500円、発酵おつまみプレート700円
発酵デパートメント

スタッフ・藁澤友紀さん「人気のごど丼や発酵ハヤシライスなどオリジナルの食事もご用意しています」

住所:BONUS TRACK 中央棟1
営業時間:11時~18時(土・日・祝~19時) ※飲食11時半~16時LO(土・日・祝17時LO)
定休日:不定休

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『Why_? 下北沢』 ここに来れば本日もフレッシュ&ヘルシ...
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おとなの週末Web編集部
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