いざ、愛媛県今治『ナニワサウナ』へ 体の芯から汗が「グオッ」と吹き出る、今治で一番熱いと言われているサウナ室。まろやかに体表を冷やす自然井戸水の水風呂。自分の家以上にダラ~ッと心底リラックスできる休憩室。そしてなによりも…
画像ギャラリーいつもの生活では味わえない珠玉のサウナに入りたい。それだけの為に、いやそれだからこそ、サウナ好きは旅に出るのだった!
旅に求めるのはそこにしかないサウナ
「サウナ旅って一体なに?」
と、思う読者の方もいるかもしれませんね。
そんな皆様に説明いたしますと……旅といえば、名所旧跡を観光したり、その土地ならではのグルメを堪能したりと様々な目的があるものですが、“その土地のサウナに入る”ことを最大の目的として旅に出ることをサウナ旅と言います。
最近の若い人は“サ旅”なんて略したりもしますが、もともと日本には“温泉旅”という旅の一大ジャンルがあるワケで、温泉がサウナに変わったと思えば理解しやすいかと。
「でも、温泉は温泉地に行かないと入れないけど、サウナは都会にもあるじゃない?」
なんて意見もあるでしょうが、サウナにも土地それぞれの特色があるんです!
特に水風呂!!
サウナ好きは、サウナ室と同じくらい、いや、それ以上に水風呂にこだわるもの。そして日本各地のサウナには、都会の水風呂にはない、肌をやさしく包み込むような水質の自然水の水風呂が隠れ潜んでいる。
そんな名水の水風呂を求めてサウナ好きはサウナ旅に出る。
なかには水の“風呂”ではなく、川の清流や冬には氷結する湖水を水風呂代わりにしている
サウナもある。
そりゃあ旅をしてでも入りたくなるでしょう?
それだけじゃない。そこにしかない独特のサウナ室だったり、都会では珍しくなってしまった人情あふれる接客だったり、なんともいえない施設の持つ風情だったり、サウナ内の食堂でリラックスしたガウン姿で食べるその土地の郷土の味だったり。
そしてサウナ旅でいいサウナにめぐり会うと、サウナ室の中でも、水風呂に浸かっていても、考えてることはただひとつ。
「今度は、いつこのサウナに来ようか!」
そう思わざるをえない、サウナと出会える旅をみなさんもぜひ!!
いざ、愛媛県今治『ナニワサウナ』へ
体の芯から汗が「グオッ」と吹き出る、今治で一番熱いと言われているサウナ室。まろやかに体表を冷やす自然井戸水の水風呂。自分の家以上にダラ~ッと心底リラックスできる休憩室。そしてなによりも!! 1年365日、年中無休で受付から食堂の調理、浴室の管理までたったひとりでこなす、藤田佐都子女将の人智を超えた奮闘っぷり! そして生まれる施設全体にあふれかえる人情ムード! そろそろ映画化されてもおかしくない、浪花節のような感涙のサウナ。
住所:愛媛県今治市南大門町3-1-1
TEL:0898-32-5883
営業時間:10時~22時、日10時~19時
定休日:無休
料金:1時間大人550円、小人(中学生以下)350円、90分大人800円、小人400円。1日(出入り自由) 大人1300円、小人500円 ※タオル持参50円引
交通:JR予讃線今治駅から徒歩5分
※男性専用施設
いざ、静岡『サウナしきじ』へ サウナの聖地巡礼はいかが?
この特集のラスボスは、サウナ好きなら知らぬ者はいない、サウナ旅の絶対王者『サウナしきじ』! サウナ室の温まり方。日本一、いや世界一の水質の水風呂。そんな水風呂と同じ水で作られる料理の旨さ。なごめる休憩室。清潔感。そしてホスピリタリティ。すべてがトップオブトップ。ワインが“ボルドーにはじまり、ボルドーに終わる”ならば、サウナ旅は“しきじに始まり、しきじに終わる”。この格言が変わることは当分ありえないだろうなァ。
住所:静岡県静岡市駿河区敷地2-25-1
TEL:054-237-5537
営業時間:24時間営業
定休日:無休
料金:男性1400円、土・日・祝1600円、女性900円
交通:JR静岡駅よりバスに乗り登呂コープタウン下車徒歩3分
取材・文/カーツさとう(日本サウナ総研・特任研究員)、撮影/谷内啓樹
※取材は1月上旬、まん延防止措置策が出される前に行われました
※2022年3月号発売時点の情報です。
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