旬の食材は食べて美味しいだけではなく、栄養もたっぷり。本コーナーでは旬の食材の魅力をご紹介します。旬のものをたくさん食べて、体の内側から健康に、きれいになりましょう!
文/おと週Web編集部、画像/写真AC
旬には、甘くて、柔らかな国産オクラを
夏は、胃腸の調子が悪くなる人が増える季節です。そんな人に毎日でも食べてほしいのが、夏が旬のネバネバ野菜、オクラです。旬は6月~9月頃ですが、最盛期は暑さが最も厳しくなる7月~8月です。寒さに弱い野菜なので、温かい地域でしか栽培することができません。そのため、国産もののほとんどが鹿児島県、高知県、沖縄県などの温かい地域で栽培されています。旬を過ぎてからは、フィリピンやタイ、台湾産が多く出回るようになります。国産のオクラは輸入ものより、甘味が強く、柔らかで香りも高いため、旬の時期には国産オクラをぜひ!
新鮮なオクラは産毛がしっかりしているため舌に触ることもあります。そのため、食べる前に水洗いして塩をまぶし、手でこすって産毛を取り除きましょう。これで食感が良くなるだけではなく、色鮮やかとなります。
オクラの栄養価を高めるためには、細かく刻んでできるだけネバネバ成分を出すことです。また、茹ですぎると栄養成分が溶け出してしまうので、30秒くらいでお湯から取り出しましょう。
旬のオクラは柔らかで甘味も強いため、生もしくはサッと茹でたものを刻んで、しょうゆやポン酢をかけるなど、シンプルな味つけのほうがオクラの本来の旨みを楽しむことができます。また、夏バテ気味の時には、カレーの具材として使用するのもお薦めです。食欲増進効果のあるカレーとともに食べれば、夏バテ対策は万全です!
美味しいオクラの見分け方
五角の稜線がくっきりしていて、濃い緑色で、産毛がしっかりと残っているものを。小ぶりのもののほうがスジが少なく柔らかです。低温に弱いため、冷蔵庫などに入れるとサヤが変色してしまいます。そのため、購入してすぐに食べきれない場合は、新鮮なうちに茹でて冷凍保存するのがお薦めです。
オクラの注目栄養素
オクラ独特のネバネバ成分は、胃腸の粘膜保護作用をもつため、夏バテ特有の消化器系の不調の改善に力を発揮してくれます。また、粘膜を丈夫にするβカロテンも豊富で、免疫力の向上もサポート。夏風邪をひきやすいという人に一押しです。
ネバネバ成分が含まれる山芋とともに食べれば、夏バテ回復効果は倍増します!
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