渋谷駅からセンター街を抜けた先、ビルの9階にある『BALCONE SHIBUYA』。オープンキッチンの店内の奥にはテラス席を設置。風が抜けて心地いい空間でいただくイタリアンは、ビールやワインと相性抜群。渋谷で至福の時間が過ごせる、おとなの天空テラスをご堪能あれ。
画像ギャラリー記念日でも、普段使いでもリゾート感あふれる天空の隠れ家
思いがけない店との出合いは時に人生をより豊かにする。そんな胸の高まりを渋谷のド真ん中で経験するとは! そう、ここは知らなければ到底たどり着けない天空のレストラン。街の喧噪はどこへやら、おとなの秘密基地を見つけた気分だ。
しかも、料理がまた素晴らしかった。シェフは本場イタリアの星付き店で腕を磨いた実力の持ち主で、固定概念に囚われない独自の世界観が革新的。日本の食材を巧みに使いつつも、着地点はしっかりイタリアンに仕立てるのだから、もう楽しいったらない。
本格的なコースもいいが、うれしいのはアラカルト&シャンパン1杯でも気軽に2軒目使いができること。テラス席で夕涼みしながら杯を傾けるひと時……何たる贅沢か。誰かを連れて行けば一目置かれるに違いない。
シェフのおまかせコース 12000円(季節や仕入れで内容は変わる)
メインは牛ロース肉の網焼き。赤身のしっかりした旨みが感じられる絶妙な火入れだ。網で焼くことで香ばしさとスモーク感を出す。
「ブルスケッタ」に使う生ハムはイタリアから輸入したスライサーを使う。ふわっとした口溶け。
アオリイカをスパゲッティに見立てた料理は泡のソースで。リゾットに塩うちしたアユのフリットが乗るひと皿は斬新。
山椒の風味豊かなうなぎのパスタと、自家製タリオリーニを使うプッタネスカ。
「冷製マチェドニアスフレ」の「マチェドニア」はフルーツを混ぜたもの。
本場の経験を生かしたイノベーティブなイタリアンを探求
2001年渡伊。二つ星リストランテ『ヴィッラクレスピ』など名だたる店で研鑽を積み、『グランドホテルマジェスティック』でエグゼクティブシェフも務めた。現地ではイタリア人相手に料理教室も開いていたほどだ。
現在は、本場の技と郷土文化を散りばめながら日本の食材を生かした自由な発想でイタリア人も認める味を追求している。
■『BALCONE SHIBUYA』
[住所]東京都渋谷区宇田川町10-3 Daiwa SHIBUYA EDGE 9階
[電話番号]03-6416-1104
[営業時間]17時半~23時(22時LO、コースは20時LO)
※土・日のランチ12時~15時(14時LO)
[休日]月
[席数]テラス席・個室あり、全44席
全席禁煙/予約可/カード可/ディナーのみサ10%、チャージなし
[交通]地下鉄半蔵門線ほか渋谷駅A0出口から徒歩5分
[酒]
ビール 瓶800円~
ワイン グラス1200円~、ボトル4400円~
[その他のメニュー]
(昼)土日限定ランチ2200円〜
(夜)アラカルト:生ハム クラテッロ ディ ジベッロ2000円、国産馬肉のタルタル2200円など、コース7800円~
撮影/西﨑進也 取材/肥田木奈々
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