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国内外のアーティスト2000人以上にインタビューした音楽評論家の岩田由記夫さんが、とっておきの秘話を交えて、昭和・平成・令和の「音楽の達人たち」の実像に迫ります。マドンナの最終回は、筆者の極私的ベスト3の紹介です。「史上最も成功した女性アーティスト」のどの曲を選んだのか。お楽しみください。

総売上枚数は3億枚以上

1982年にデビューし、アルバム『バーニング・アップ』を発表して以来、各年代でマドンナはビッグ・ヒットを放って来た。作品の総売上枚数は推定3億枚以上とされている。『ギネス・ワールド・レコーズ』ではマドンナを「全世界で最も売れた女性レコーディング・アーティスト」と「史上最も成功した女性アーティスト」に認定している。要するに世界で最も人気となった女性ミュージシャン、それがマドンナなのだ。

マドンナの楽曲はその発想豊かなポップ・サウンドに耳が補われがちだが、その詞も着目すべき点が多い。どのアルバムでもマドンナは必ずメッセージ性の高い詞を持つ楽曲を織り込んでいるのが特徴的だ。

「ホリディ」 40年たった今でもフレッシュ

そんなマドンナの楽曲群から極私的3曲を選ぶのは、わらの中から針を見つけ出すくらい難しい。そこで割と初期に限って3曲を選ばせて頂きたい。

極私的3曲の1曲目はデビュー・アルバム『バーニング・アップ』から「ホリディ」を選ぶ。シングル・ヒットしたこの曲は、当時の恋人ジョン“ジェリービーン”ベニーテスがプロデュースしている。当時、熱々だった若いふたりのエネルギーがそのまま曲に乗り移ったような明るいダンス・ナンバーだ。“良い時代が来るわ 辛かった時のことは忘れるの 皆が一緒になる日”という詞の部分にマドンナの世界に対するメッセージがうかがえる。不思議と約40年たった今でもフレッシュさを感じさせる曲だ。

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「ライク・ア・ヴァージン」 モータウン・...
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