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変幻自在! ホヤ三昧の世界

それでは数あるメニューの中から人気、注目の品をご紹介!

「目新しいホヤ料理があるとはいえ、やはり外せない」と運ばれてきたのは刺身。見たこともないような身の厚さと、ホヤ1個から取れる身の量なのかと二度びっくり。

「ホヤは育てた時間に応じて2年子、3年子と呼ぶんですが、うちの刺身には4年子を使ってます。やはり収穫までの時間が長いほど味が濃厚なんです」

「活ホヤ刺身」(858円)。よく締まった身の厚さに驚く

身の引き締まったホヤは、特有の香りが強く、後味にほんのり苦みを感じる。ホヤの根元に近く、とろけるような食感と甘みが際立つ「ヘソ」や、ホヤの突起部分でコリコリとした食感の「クチバシ」との食べ比べも楽しい。

パテとコンフィは、洋風メニューの中でも特にその傾向が強い。

生クリームで仕上げたパテは、言われなければホヤとはわからないほど濃厚。それなのにたっぷり入った野菜のおかげか、まったく重くない。

「ホヤのパテ」(638円)。箸でちょっとつまんで口に入れると、その塩味が日本酒を誘う

ハーブを入れた低温のオリーブオイルで、じっくり火を通したコンフィも斬新。

まず生とは違う柔らかさが新鮮で、身に少し残っているクチバシのコリコリ食感が面白い。バルサミコ酢を煮詰めて作った特製ソースの、濃厚な甘酸っぱさと相性抜群だ。

「ホヤのコンフィ」(748円)。初めて味わう、火を通したホヤの柔らかさ!
「ホヤのコンフィ」(748円)。初めて味わう、火を通したホヤの柔らかさ!
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最後は2022年上半期イチの自信作、釜飯で締める。ピカピカの...
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阿部真奈美
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