日本離れしたアメリカン・テイストな「福生ベースサイドストリート」
うーむいけません、せっかくの絶景なのに。これは、ささやかながらでも「リベンジ」をしなければ。
てなわけで戻ることにします。「堰下橋」を渡り切ってしまい、多摩川の対岸を土手沿いにちょっと上流側に歩くと、「羽村市郷土博物館」がある。この前からコミュニティバス「はむらん」が出てるわけです。
待つこと10分弱、「はむらん」がやって来ました。住宅街の中をいったん、下流側に走り、「羽村大橋」で多摩川を渡る。すると今度は玉川上水沿いに上流側に向かい、途中で右折。そこからは最初、私が取水堰まで歩いたのとほぼ同じルートを遡るようにして、羽村駅西口に戻って来ました。
降りる時、希望すれば「乗り換え券」がもらえた。駅の東口側に渡り、「はむらん」の別のコースに乗り換えることもできるわけです。これはありがたい。
これから「リベンジ」のため、横田基地のある福生市へ向かう所存。「はむらん」東コースは、平日なら福生病院まで行く。羽村市の運行するバスなのに、隣の市まで行ってくれるわけですよ。あんまりないケースなんじゃないでしょうか。
福生市内に入ってしまえば、横田基地までも歩いて程ないことでしょう。なのに「乗り換え券」を使っているので、掛かる料金は最初に乗った時の100円のみ。こんなありがたい話はないですね。
後で調べてみたら、途中の「双葉町三丁目」あたりで降りた方が、基地には近かったみたい。まぁいいですわね。こんな風によぅ分からんまま、行き当たりばったりで行くのが「路線バス旅」の真骨頂なのですよ。
てなわけで、病院から「方角的にはこっちだろう」と見当をつけて歩いていると、国道16号にちゃんと出た。
目の前は延々、塀ですよ。あの向こうは横田基地。つまり米空軍の施設で、言ってしまえば外国と一緒なわけです。
基地の街だけあって、国道沿いには雑貨店や古着屋など、アメリカン・テイストなショップが並んでる。なんでこの通り、「福生ベースサイドストリート」と名乗ってる。むぅ、米軍に街の文化を乗っ取られたみたいで、複雑な思いもないではありませんが、まぁせっかくの特徴なんで観光名所にしようという地元の思いも分かります。
国道沿いにぶらぶら歩きました。E.T.の人形が飾られてる雑貨店や、Tシャツの専門店があったりして、なるほど日本離れした雰囲気。セスナ機がどんと飾ってある店もあったりして、これ何だと戸惑いましたが、どうやら賃貸マンションなんかを扱う不動産屋さんみたい。やっぱりセンスが日本的ではないように感じますね。