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外観からして「アメリカ~」なレストラン

国道に面した、横田基地のゲートもありました。ここを入れば中はアメリカです。

さぁせっかくここに来たんだから、「アメリカ食」を平らげて、多摩川の「リベンジ」をしなければ。タイ料理の店なんかもあったけど、それじゃぁあんまり意味がない。

てなわけでストリートの地図に従い、やって来ました「THE DEMODE HEAVEN(デモデヘブン)福生店」。ハンバーガーとピザとパスタが売りの店。外観からして「アメリカ〜」ですね。中も広々としてて、異国情緒たっぷり。米大陸を車で横断している途中、立ち寄ったらこんな店だった、というようなイメージでした。テラスも店内も、ワンちゃん連れOKとのこと。これまた「欧米っぽい」〜(笑)

THE DEMODE HEAVEN(デモデヘブン)福生店

まぁ「アメリカ食」の代表と言えばハンバーガーでしょうが、第1回の「国分寺」編でハンバーグは食べてしまった。なので今回はピザ「マルゲリータ」1200円を注文。値段からして想像がつきましたが、出て来たピザはやっぱりデカい。イタリア人が「これは我々の本場ピッツァではなく、アメリカ製のピザだ」という料理ですな。よきよき。これこそ目的にぴったりです。

トマトソースがたっぷりで、バジルの香りがふんわり。いやいや美味い。歩き疲れた身体を力づけてくれる味でした。

マルゲリータ

横田基地に務める米兵さんも、休みの日にはここに来て故郷を懐かしんでるんだろうなぁ。そんな風に想像が膨らむ。実際、目を閉じてピザを味わってると本当に外国に来ているような錯覚を覚える。

ただ、とにかく量が多い。おまけにお好みで掛けるための、「チリソース」の瓶までがデカい(笑)。こんなに大量に掛けるわけないでしょっ!? 重いので、微妙な量だけ掛けようと思ってもドバッと出てしまうし……

とにかく「大きいことはいいことだ」と、あちこちアバウト。これまたアメリカっぽいですな。

ふぅ。全部、食べたらもう腹パンパン。私は少食の人間だ、ってのに。お腹をこすりこすり、JR福生駅までよちよち歩いて帰りましたよ。

こんなわけでアメリカを食しはしましたが、「リベンジ」になったのかどうかはよく分からない(苦笑)。これもまた行き当たりばったり旅の一環、ということでしょう。

『「THE DEMODE HEAVEN(デモデヘブン)福生店」』の店舗情報

[住所]東京都福生市福生2223
[電話]042-553-5851
[営業時間]月〜木11時半〜21時半、金〜日祝11時半〜22時
※新型コロナウイルス感染拡大の影響で、営業時間や定休日は異なる場合があります。
[休日]無(年末年始を除く)
[交通]JR八高線東福生駅から徒歩5分

西村健

にしむら・けん。1965年、福岡県福岡市生まれ。6歳から同県大牟田市で育つ。東京大学工学部卒。労働省(現・厚生労働省)に勤務後、フリーライターに。96年に『ビンゴ』で作家デビュー。2021年で作家生活25周年を迎えた。05年『劫火』、10年『残火』で日本冒険小説協会大賞。11年、地元の炭鉱の町・大牟田を舞台にした『地の底のヤマ』で日本冒険小説協会大賞を受賞し、12年には同作で吉川英治文学新人賞。14年には『ヤマの疾風』で大藪春彦賞に輝いた。他の著書に『光陰の刃』『バスを待つ男』『バスへ誘う男』『目撃』など。最新刊は、雑誌記者として奔走した自身の経験が生んだ渾身の力作長編『激震』(講談社)。

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