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夜 和食に中華になんでもござれ ジャンルレスな美酒佳肴に酔う

『紺青(こんじょう)』 @清澄白河

酒が進むひと手間がニクイ 正統派にして飲める和食店

たとえば「自家製豆腐 甘海老 いか肝のせ」。上には鯛骨ダシのジュレや甘エビ、イカ肝の魚介の旨み、箸を進めると下には豆乳と葛を使いもっちりした食感の豆腐がこれまた甘エビの頭のダシで支えられながら登場。

(奥)自家製豆腐 甘海老 いか肝のせ 750円 (手前)春の天婦羅盛り合わせ 1300円 アスパラ、とうもろこし、ズッキーニ、モッツアレラ

『紺青(こんじょう)』(奥)自家製豆腐 甘海老 いか肝のせ 750円(手前)春の天婦羅盛り合わせ1300円 アスパラ、とうもろこし、ズッキーニ、モッツアレラ からりとした天ぷらはエビ塩で。とうもろこしは甘さを引き出して桂剥きされ、ズッキーニは真ん中に湯葉が入るなどちょっとした驚きが

これが、酒に合わないわけあるまい。店主の前薗さん曰く「日本酒に特化した和食店」。京都で腕を磨いた正統派の和食にして飲めるようにしっかりひと手間。

常時20種ほど揃う日本酒は「値段で決めてほしくないから」とすべてグラス650円。カウンター越しに好みを言えば料理に合わせてくれる。至福!

『紺青(こんじょう)』

[住所]東京都江東区白河1-3-21 白河ハイム1階
[電話]03-5875-8199
[休日]月・火
[営業時間]17時〜24時(23時半LO)
[交通]地下鉄半蔵門線ほか清澄白河駅B2出口から徒歩2分

『ほ志の』 @清澄白河

フレンチの技法を生かした割烹は意外性と楽しさに満ちている

白地に横文字の洒落れた暖簾に、中は店主の父親が寿司屋をされていたときのままという和の空間。そこで提供される料理は名付けて“フレンチ割烹”だ。

フレンチとイタリアンの修業が長かった店主・星野さんが、その技法を生かしつつ、「和食器に似合って、日本酒にするかワインにするか迷うような」料理を出す。

(奥)秀鳳 BEACH SIDE 1合960円(90㎖ 540円) (手前)晩酌のアテ 1400円(右上から時計回りに、とびっこポテトサラダ、フォアグラ パンデピスのサンドイッチ、名物 和牛レバーの塩辛、自家製ラムレーズンチーズ、湯葉と雲丹)

『ほ志の』(奥)秀鳳 BEACH SIDE 1合960円(90ml 540円)(手前)晩酌のアテ1400円(右上から時計回りに、とびっこポテトサラダ、フォアグラ パンデピスのサンドイッチ、名物 和牛レバーの塩辛、自家製ラムレーズンチーズ、湯葉と雲丹)アンチョビの塩気だけで味付けされたマッシュポテトにとびっこがのるポテサラ、フォアグラのテリーヌをスパイスやハチミツ生地のパンデピスで挟んだサンド、自家製のラムレーズンチーズ……、どれも日本酒やワインが進む。この価格にして驚き!

塩漬けにしたレバーを低温調理した名物「和牛レバーの塩辛」もあれば、自家製ブリオッシュにフレンチのミルクジャムをかけるフォアグラなども。メニューはどれも意外性と楽しさに満ちているのだ。

『ほ志の』

[住所]東京都江東区白河1-4-13
[電話]03-6458-8820
[営業時間]18時〜23時半
[休日]不定休
[交通]地下鉄半蔵門線ほか清澄白河駅B2出口から徒歩2分

『O2(オーツー)』 @清澄白河

五感に訴える軽やかな中華 ナチュラルワインとの相性も抜群

モダン中華の名店で15年の修業を経て、生まれ育った清澄白河に2018年開店。

コースでいただく料理は、随所に大津光太郎シェフのセンスが光り、一つひとつの皿が美しく、そして軽やかだ。ナチュラルワインが揃い、ワインと楽しめる中華なのも魅力。

コース 6600円の前菜(上から)カツオのサラダ、ホタルイカと山菜、焼き立てチャーシュー

『O2(オーツー)』コース6600円の前菜(上から)カツオのサラダ、ホタルイカと山菜、焼き立てチャーシュー。ウドやこごみの苦味とホタルイカの皿にはミントの清涼感も。カツオには香味野菜の薬味と油淋鶏のハーブソース、フルーツの酸味も。五香粉香るできたてチャーシューはじゅわりと甘い

季節の食材を生かし、ハーブや柑橘、生の魚介も使った前菜から、パリッと軽く揚がりふっくらした鯛がレモングラスやコブミカンの香りをまとう春巻き、スペシャリテの牛ホホ肉の煮込みまで。

「香りやぬけ感を意識しています」という料理は五感に訴える美味しさだ。

『O2(オーツー)』

[住所]東京都江東区三好2-15-12 峯岸ビル1階
[電話]03-6458-8988
[休日]不定休(インスタでお知らせ)
[営業時間]17時〜22時LO
[交通]地下鉄半蔵門線ほか清澄白河駅B2出口から徒歩3分

『BLESS(ブレス)』 @森下

イタリアンと焼鳥のコース どちらも本気な鶏とワインのお店

産地直送の新鮮な鶏を本日はイタリアンで、気分が違えば焼鳥のコースでと、ワインと一緒に楽しめるのがこちらの店。

店主の藤本さんは押上の名店『焼鳥おみ乃』で腕を磨き、片や水村シェフはイタリアのプーリア地方で修業を経てと、それぞれの得意分野を存分に生かしたアプローチ。

とりイタリアン 前菜コース(9品) 3000円(※品数は変わる場合あり)より、(奥から)白レバーパテのシュー、じどっこ鶏生モツのカルパッチョ、じどっこ鶏のタルタル

『BLESS(ブレス)』とりイタリアン 前菜コース(9品)3000円(※品数は変わる場合あり)より、(奥から)白レバーパテのシュー、じどっこ鶏生モツのカルパッチョ、じどっこ鶏のタルタル

イタリアンでは新鮮な鶏や魚介を使った小皿が次々に9品並ぶ、プーリア伝統スタイルの前菜コースが楽しみ。鶏肉は生でも食べられる宮崎のじどっこ鶏だ。伊達鶏や高原比内地鶏を使い、焼き加減抜群の焼鳥も見逃せない。どうする?

『BLESS(ブレス)』

[住所]東京都江東区森下2-20-13
[電話]03-6666-9678
[休日]月
[営業時間]18時〜23時 ※日は17時〜
[交通]地下鉄大江戸線ほか森下駅A4出口から徒歩2分

『NICO 25 TO GO』 @清澄白河

クラフトジンが揃うカウンターでスパイスカレー&飲みがゴキゲン

少し古びた緑色の建物と看板が異彩を放つこちら。2階で『BAR NICO』を経営する小林幸太さんが、コロナ禍でテイクアウトメインの本格スパイスカレーを始めたのが『NICO 25』のスタートだ。

で、絶賛の牛タンスパイスカレーや沖縄ソーキグリーンカレーなどはもちろん、カウンターにずらりと並ぶ国産中心のクラフトジンにまた注目。

(奥から)アルケミエ ジン 犬啼のジントニック 1200円 穴道湖しじみのスパイス正油漬け 550円 チキンマサラピクルス 550円

『NICO 25 TO GO』(奥から)アルケミエ ジン 犬啼のジントニック1200円 穴道湖しじみのスパイス正油漬け550円 チキンマサラピクルス550円 アルケミエは染みるようにクリアな旨さ。スパイスやハーブを使ったつまみが数々。ボードに書かれている

夜は数々のスパイスつまみをアテに飲めるスパイスバーでもあるのだ。チキンマサラピクルスやヒヨコ豆のサラダ。スパイシーなつまみにトニックやソーダ割りのジンがくいくい進む!

『NICO 25 TO GO』

[住所]東京都江東区高橋11-1
[電話]03-3846-1211
[休日]月・第1・第3日
[営業時間]11時半〜14時LO、18時〜23時
[交通]地下鉄半蔵門線ほか清澄白河駅A2出口から徒歩3分

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