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諸説ある「アイスクリーム頭痛」の原因と天然氷の魅力

和菓子の老舗「ちもと総本店 軽井沢本店」では、軽井沢の天然氷を使った各種かき氷のほか、長野県産のそば粉を使った「そば団子」(=写真奥)、「ちもと餅」(=写真左)などが名物として知られる

この現象、吉田社長によると、一般的に「アイスクリーム頭痛」と呼ばれるものだそう。

原因はいくつか考えられるそうですが、冷たいものを食べて喉が冷やされると、身体が体温を維持しようと血流量を増すために血管が広がり、一時的に脳の血管に炎症が起きて頭痛が引き起こされる。また、顔の知覚をつかさどる三叉神経が刺激され、関連痛として脳に伝達され、頭痛を感じてしまうというものがメインのようです。

天然氷は体温との差が小さいので、人間への刺激としても小さくなるということなのでしょう。

ほかには「硬度も違います。天然氷は硬いので、少し溶かしながらじゃないと、かき氷として削れないくらい硬いんです。温度が上がっても、溶けにくいので、かき氷用の氷として天然氷はピッタリなんですよね」とのことでした。

確かに、慌てて食べないと一瞬で水になっちゃう~! なんてことがないのも、天然氷の魅力。

温度が高いせいか、刺激も少なく味もまろやか。でもスッキリ涼しい。SDGsの観点から見ても、エコロジーに作られているのも、嬉しいと感じる方もいらっしゃることでしょう。
酷暑のこの夏、ぜひ天然氷のかき氷で、涼を得ながら乗り切ってくださいね。

取材・文/竹岡圭、撮影/奥隅圭之

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おとなの週末Web編集部 高瀬
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